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阪神・岩崎 虎のドラ6史上初の1億円超え!来季はスアレス抜けた救援陣を「自分が引っ張っる」

[ 2021年12月18日 05:30 ]

契約更改を終え、会見に臨む阪神・岩崎優(撮影・前田充)
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 阪神・岩崎優投手(30)が17日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、5500万円アップの年俸1億5000万円でサインした。ドラフト6位指名での1億超えは球団史上初。来季は救援陣の先頭に立って、自身初のタイトル獲得にも意欲を示した。

 地道に積み重ねてきた結果が、来季の年俸に反映された。岩崎が入団から8年連続の昇給。球団のドラフト6位では、初めて1億の大台を超えた。

 「継続してルーキーの時から投げているというのも評価していただいた。そこはこだわっているところでもあるので、ありがたく思います」

 それでも、満面に笑みを浮かべないあたりに、らしさがにじみ出る。大卒での指名ながら、1年目の春季キャンプは2軍安芸からのスタート。決して多くはなかったチャンスで快投を続け、開幕ローテーションの座をつかんだところから、プロ野球人生は幕を開けた。

 言うまでもなく、躍進の原動力はあくなき向上心。着実にキャリアを刻み、東京五輪の金メダル獲得に貢献するまでの存在となった。入団時には660万円だった年俸が、来季年俸は22・7倍となる1億5000万円。嶌村本部長は「順位は関係ないという典型的な例。投げ続けることは素晴らしい。五輪の投球も良かった。詳しいところはやめておきますが、評価させていただいています」と賛辞を惜しまなかった。

 「個人のホールド数も(チーム)順位もそうですけど、2位という形だった。来シーズンは優勝して、個人でもタイトルを獲ってというシーズンにしたいと思います」

 その生きざまを示すように、会見で強調したのは来季への意欲だった。今季はセットアッパーとして62試合に登板。自己最多でリーグ2位の41ホールドを挙げたが、チーム、個人とも“頂点”には届かなかった。胸に去来したのは、喜びよりも無冠に終わった悔恨の2文字。周囲の声とは裏腹に、自己評価は「とにかく失敗の数を来年は減らしていきたい」と厳しかった。

 「自分だけじゃなく、今年経験した若いブルペンの選手もいますので、そういった人たちのレベルアップというのも、自分が何かできることはどんどんやっていく。自分が引っ張っていかないといけないなと思います」

 藤川、能見らの先輩からたくさんのことを学んできた。時は流れ、立場は変わった。全てはチームの勝利のために。守護神・スアレスが退団したいま、救援陣を背負う覚悟がある。(長谷川 凡記)

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