東大練習納め プロも注目する強肩捕手・松岡泰希主将「来年は最下位脱出」

[ 2021年12月18日 16:28 ]

年内最後の練習を終えた東大・松岡泰主将(撮影・川島 毅洋)
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 東京六大学野球リーグの東大が18日、東京都文京区のグラウンドで年内最後の練習を行った。新チームから主将に就任した強肩捕手の松岡泰希(3年・東京都市大付)は「上のレベルで野球がやりたい。プロも視野に入れて、行けるなら行きたいと思っている」と目標を掲げた。

 1年春にリーグ戦デビューを飾り、今年は春、秋ともに全試合出場。遠投110メートル、二塁送球タイムは1・8秒台をマークし、プロのスカウトからも注目を集めるようになった。「小学生の頃から肩は強かった」と、今夏はブルペンで球速を計測した際、144キロをマークした。

 東大出身のプロ野球選手は6人。全員が投手で、捕手としてドラフト指名されれば東大史上初の快挙となる。中日で活躍した井手峻監督は「肩の強さはあるので後はコントロールを磨いてくれたら」と期待を寄せる。

 オフは「社会人の選手を見ても体の差を感じた」と、肉体改造にも着手。トレーニングでは筋肉の動きを意識しながら、メニューをこなしている。チームは今年は春、秋にそれぞれ1勝を挙げたが、48季連続最下位。松岡泰は「来年は最下位脱出。練習から緊張感を持ってやっていく」と力を込めた。(川島 毅洋)

 ◇松岡 泰希(まつおか・たいき)2000年(平12)4月20日生まれ、神奈川県横浜市出身の21歳。小3から野球を始め、東京都市大付属中では東京都市大付属ボーイズでプレー。東京都市大付では1年夏からベンチ入り。甲子園出場はなし。東大では1年春からリーグ戦に出場。1メートル75、75キロ。右投げ右打ち。

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