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ロッテ・朗希 来季160キロ「あると思う」アップ更改後にキッパリ 1400万円増3000万円

[ 2021年12月18日 05:30 ]

会見を終え笑顔を見せる佐々木朗(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 必要以上に大きなことは言わない。ロッテ・佐々木朗は、謙虚で、慎重派だ。報道陣の質問にも瞬間的な反応では答えない。少し考え、口を開く。だから発する言葉には重みがある。「来季は160キロを出す自信はあるか?」。直球の質問に対し、はっきり答えた。

 「あまり言いたくないが、あると思う」

 現状維持の1600万円だった昨季に続く2度目の契約更改交渉。1400万円増の年俸3000万円でサインし「凄くいい評価をしてもらった」と言う。1年目は体づくりに専念し、2年目の今季はプロ初勝利を含む3勝(2敗)を挙げ、防御率2.27。シーズン終盤は中6日も経験し、11月6日の楽天とのCSファーストSではプロ入り後の公式戦では最速となる159キロもマークした。大船渡3年春の高校日本代表候補合宿では163キロ、1年目のシート打撃でも160キロを出したが、後先を考えず腕を振った1球と、1試合のゲームプランの中での「160キロ」では、意味も価値も異なる。

 来季は開幕から中6日での先発を井口監督に期待される。怪物右腕は「登板数(11試合)、イニング数(63回1/3)を今年の倍近く投げたい」と自身にノルマを課す。ヤクルト・奥川、オリックス・宮城が日本シリーズで活躍。「早く追い付けるように頑張りたい」と同世代から大きな刺激も受けているが「同世代を引っ張りたい?」との問いには「特にないです」と即答する。

 「まだまだ体も発展途上。伸びしろはある。(高3で記録した163キロとは)また違ったものだと思う。その中でコンスタントにいい球を投げられるようにトレーニングしていきたい」と佐々木朗。プロで2年を終えた。浮かべる笑みにも、余裕が垣間見える。2022年は、朗希の一年となるかもしれない。(横市 勇)

 ≪松本本部長高評価“3勝以上”≫ロッテの松本尚樹球団本部長は佐々木朗について「3勝だが(内容的には)勝ち試合も結構あった」と評価。印象度も強く「最後の優勝争いをしている試合、CSの1戦目の登板、オリックス・宮城との投げ合いとか、しっかり投げてくれた」と続けた。今後の160キロ突破についても「まだ余力がありそうな中での159キロだった。普通に投げれば出ると思う」と太鼓判を押した。

 【朗希と最速】

 ☆高校時代=163キロ 大船渡3年時の19年4月6日、U18日本代表候補合宿の紅白戦に先発。初回に2番・内海への2球目で163キロを計測した。バックネット裏で見守った中日スカウトのスピードガンでの計測だったが、自己最速を6キロ更新し、高校生の歴代最速に。

 ☆プロ1年目=160キロ 20年5月26日にシート打撃に初登板。菅野、藤岡、福田光の左打者3人に計11球を投げ、藤岡の打席で160キロを2度計測した。この年は新型コロナの影響で開幕が6月19日にずれ込み、1、2軍含めて実戦登板はなし。1軍同行を続け、体力強化に励んだ。

 ☆プロ2年目=159キロ 21年11月6日の楽天とのCSファーストS第1戦に先発。初回、2番・岡島への3球目で159キロを計測すると、続く3番・浅村へは2球連続で再び159キロ。伊良部、沢村に並ぶ球団最速タイとなった。この試合は6回を96球、4安打1失点(自責0)、10奪三振の快投。

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