G・G・佐藤氏 清田氏支援の思いを2600字超の長文でつづる 「切り捨てるだけじゃない社会を」

[ 2021年11月5日 17:17 ]

G.G.佐藤さん
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 元ロッテで野球評論家のG・G・佐藤氏(43)が5日、「note」でブログを投稿。「『どうして清田の手助けなんかするの?』という問いに対する唯一の答え」と題し、元ロッテの清田育宏氏(35)について、2600文字を超える長文で思いを語った。

 佐藤氏は今年5月にロッテから契約解除された清田氏のNPB復帰に向け支援。その清田氏は「処分は違法で無効」として、球団選手としての地位確認や損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こし、今月4日に第1回口頭弁論が行われた。このことを受け、佐藤氏は自身のYouTube「GG佐藤トラバースTV」を更新し、清田氏と面会したことを明かし、「これでチャンスがなくなっちゃうのもかわいそうなんで…」などと話していた。

 この日の投稿では「動画を出しました。色々な意見がありますが、そのなかでも『清田なんかと縁を切れ。そのほうがG.G.のためだぞ』的な意見が結構あって、それについて書きたいと思います」として、自身の思いを展開。「確かに、損得で考えれば、清田のサポートをすることは損もあると思います。では、それを承知でなぜ僕が清田を助けるのか。それは、僕自身が2008年の北京五輪で重大な失敗をした経験があるからに他なりません」とつづった。佐藤氏は2008年北京五輪で2度の落球という“世紀のミス”を犯し、4位に終わった戦犯扱いをされた。

 「帰国したら大バッシング。本当に死にたいと思ったし、消えてなくなりたいとも思いました」と回顧し、13年後の今も「完全に立ち直ってなんかないし、立ち直ることは今後もきっとない。でも、あの経験があったからこそ、『自分を許す』こと、『失敗した人を許すこと』を心がけるようになったと思います」とつづった。

 佐藤氏はトラバース社の副社長として、野球選手のセカンドキャリアを支援してきている。「僕が清田を助けるのは、彼の行動を肯定しているからではありません。彼という人間を許そうと思ったからです」とし「僕の願いは、是が非でも彼をNPBに復帰させることではありません。彼がセカンドキャリアに進むうえで、少しでも気持ちの切り替えができるようにしてやりたい」と説明した。

 佐藤氏は最後に「想像して欲しいんです。失敗した人間を、全て否定して、ただ切り捨てるだけじゃないやさしい社会を。『G.G.夢見てるんじゃねえ!』って言われるかもしれないけど、それを夢見てる人は、この世界に僕一人ではないと信じています」と結んだ。

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