【日本ハム・新庄監督と一問一答1】「僕でいいのかなという思いの半面、僕しかいないなと」

[ 2021年11月5日 05:30 ]

就任会見でポーズを決める新庄監督(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムの第22代監督に就任した新庄剛志氏(49)が4日、札幌市内のホテルで記者会見に臨んだ。

(冒頭あいさつ)

 「今日は集まってもらいありがとうございます。1946年、今から75年前、横沢監督第1代目、21人目の栗山監督、その次に22代目の監督として選ばれたことは非常にうれしく、また選手兼監督という形で契約を結んでもらいました」

 川村球団社長「いえいえ、監督だけです」

 「あっ。監督、あっ、すみません。監督だけでした。監督らしく今日はビシッと監督っぽい格好で来ました。これからは顔を変えずにチームを変えていきたいなと思います(真顔で)。以上です」

 ――北海道にお帰りなさい。
 「ああ、ただいま!はい、帰ってきました」

 ――就任会見に臨む今の率直な心境は。
 「正直、自分が一番ビックリしています、はい。僕でいいのかなという思いの半面、僕しかいないなと、うん。日本ハムも変えていきますし、僕がプロ野球も変えていきたいなという気持ちで帰ってきました」

 ――オファーの理由を聞いたか。
 「どうでしたっけ」

 川村社長「まずは勝利をファンに届けていただきたいということと、ファンサービスを通してファンに喜びを届けていただきたいと」

 「優勝なんか一切目指しません!僕は。高い目標を持ちすぎると選手っていうものは、うまくいかない。一日一日地味な練習を積み重ねて、シーズンを迎えて、それで何げない試合、何げない一日を過ごして勝ちました。勝った、勝った、勝った、勝った…。それで9月あたりに優勝争いをしてたら、“さあ、優勝目指そう!”って、そこの気合の入り方っていうものは違うと思うので。優勝なんかは目指しません!」

 ――受諾するか誰かに相談したか?
 「いやもう、相談は僕はするタイプじゃないので。僕の人生は相談する人なんかいません。相談する人は自分自身なんで」

 ――返事までの時間は?
 「(人さし指を立てて)1秒!1秒!お願いしまっす!やります!って。もう、すぐですわ。はっはっは。当然でしょう!だって1年間、それを目指してやってきたんですから」

 ――一番の決め手は?
 「決め手…。いやいやもう、監督になりたい。バリで生活をしていて、日本ハムの調子が上がっていない3年間を見た時に、俺の出番だろうという気持ちで過ごしてましたね」

 ――監督とはどういう存在か。
 「ん~。イメージ的には“堅い”。なんかこう、真面目な顔して腕組んでやっているようなイメージなんですけど。これからは僕が監督像というものを変えていきます、はい」

 ――今、思い描いている監督像は。
 「1年目だし、どういうふうになるか分かんないんですけど、やっていくうちに、僕がやることに対して全国のみんなが僕の監督像というものをつくってくれると思うんで」

 ――報道陣に配られた名刺には監督ではなく「BIG BOSS SHINJO」の文字が。
 「監督って皆さん呼ばないでください。あの、ビッグ・ボス!ビッグ・ボス!でお願いします。(右手の親指と小指を出すポーズで)ビッグ・ボスが好きなんですよ。新庄監督とか僕、いらないんですね。なんか監督っぽいじゃないですか。ビッグ・ボスでお願いします、選手も」

 ――「ビッグ・ボス」にした理由は。
 「インドネシアのバリ島の方でビッグ・ボスと呼ばれてたんで。それで(笑い)、はい。はっはっは。僕の人生ってそんなもんなんですよ。もう、その時その時でカンピューターで、こういうふうにしたいというものに突き進んでいるだけなんで。小学校3年生がちょっと中学生になったぐらいですかね」

 ――現役引退から今まで野球とはどのような距離感だった。
 「全くないです。引退して野球を見ることはほとんどなかったですね。ある意味、今のプロ野球、若い子が“時代が、時代が、時代が”ってもう、何か時代に逃げてる感じがするんですよね、僕は。だからある意味、いい意味でも悪い意味でも16年間向こうにいて、時代を分かってないんで。ああもう、新庄剛志らしくドンドンドンドン、時代の怖さなんか関係なく突き進んでいけたら」

 ――トライアウトを決めた時から心境の変化が?
 「トライアウト、もちろん選手にもなりたかったんですけど、最終的な目標っていうのは僕、ここ(監督)だったんですよね、はい。野球が大好きで、やっぱり僕は野球が好きなんだな。最終的な目標はトライアウトで皆さんに注目をしてもらい、ファンを集め、次の年に監督になれたら、そのファンたちが流れてきてくれたら最高だなという気持ちでトライアウトは受けた」

 ――今のプロ野球の印象は。
 「印象はね、あまりないですね。コロナというこういう時代でファンがね、球場の方に足を運べなかったんで、ちょっと暗かったような印象はありますね。でも僕が帰ってきたからにはコロナはなくなり、球場は満員になりますよ。そういう運命なんで、僕は」

 ――日本ハムをどう変えるか。
 「まずは顔を変えていこうかなと思って(笑い)。あの、やっぱり気持ちの面ですね。このプロ野球っていう世界に入ってくる選手っていうのは、一緒なんですよレベルは。もう、ほぼほぼ一緒。ただメンタル的な問題であって、僕はそのメンタル的なものに関しては物凄く引き出す力が自分にあると思うんで。あとはチームにピッチャー3人、野手4人のタレントをつくり上げていけば楽しいチームになるし、そういうタレントが生まれるってことは全国に名前も背番号も顔も覚えてもらえるんで、その時はもう強くなっていると思う。今年僕が監督になって、全員がドラフトでかかった選手と思っているんで。レギュラーなんか一人も決まってません。開幕投手が誰とか全く決めてないし、今年入ったね、ドラフト1位の子が開幕投手で投げているかもしれない。そういった争いをどんどんさせたいとは思いますね」

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