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新庄節全開!「優勝なんか目指しません」「ビッグ・ボスと呼んで」日本ハム新監督就任会見

[ 2021年11月5日 05:30 ]

就任会見でポーズを決める新庄監督(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 日本ハムの第22代監督に就任した新庄剛志氏(49)が4日、札幌市内のホテルで記者会見に臨んだ。35社、119人の報道陣の前で約50分間、「新庄節」全開で決意を表明。年俸1億円(推定)の1年契約で、背番号は日本ハムでプレーした04~06年と同じ「1」を背負う。3年連続Bクラスと低迷するチームを再建すべく、新たな「新庄劇場」が幕を開けた。

 耳たぶまで届きそうな高い襟の白シャツに、大好きな赤が基調のスーツ。新庄監督が、「監督っぽい格好で来ました」と、マイクの前に現れた。

 「これからは顔を変えずにチームを変えていきたい。暴れまっせ、ほんまに。世界一のチームにしたい」

 選手らには「BIG BOSS(ビッグ・ボス)」と呼ぶことを求め、そう印刷された名刺も作成した。さらには「優勝なんかは一切目指しません!」と宣言。「高い目標を持ちすぎると選手はうまくいかない。一日、一日地味な練習を積み重ねて、9月あたりに優勝争いをしていたら“さあ、優勝目指そう”っていうチームにしたい」と意図を語った。

 昨年12月、06年以来の現役復帰を目指してトライアウトに参加。脚光を浴びることによって監督就任につながれば、との野望もあった。参加前に日本ハム関係者から「トライアウト頑張ってください。いつかまた会える日を楽しみにしています」とメールをもらい、当時は選手としてのオファーと勘違い。自身が設定した6日間のうちにオファーは届かなかったが、ひそかに努力を続けた。「あの一通のメールは必ず何かあると勝手に信じて、1年間12球団の2軍の選手のプレーを一生懸命勉強した。こういう姿は必ず誰かが見ていてくれる」。10月12日に監督のオファーを受け「1秒で」即決。「やってきたことは間違いじゃなかった」と満面の笑みを浮かべた。

 背番号はやはり1番だった。「スター候補を育ててその子に1番をつけてもらいたいと思っているので、その子が育つまでは…僕が1番つけま~す!」とちゃめっ気たっぷりに発表。会見前には23年開場の北広島市内の新球場「エスコンフィールド北海道」の建設現場を視察し、「鳥肌が立った。世界で話題になる」と大興奮。「甘えが出る」と自らの希望で1年契約としたが「監督室は狭かったので、大きくしてもらいたい」と新球場での采配も見据えた。

 会見終了後の写真撮影で、畑佳秀オーナー、川村浩二球団社長との握手をカメラマンからリクエストされた際には「まだ早い。頂点に立ってから」とやんわり拒否。ユーモアを交えながらの返答の中にも、野球への思いと決意がのぞいた。

 「日本ハムも変えていくし、プロ野球も変えていくという気持ちで帰ってきた」

 レギュラーは白紙。選手へメッセージを求められると「厳しくはなる。僕が(厳しく)やってきたので」と、勝負師の顔で言い切った。(東尾 洋樹)

 ◇新庄 剛志(しんじょう・つよし)1972年(昭47)1月28日生まれ、福岡県出身の49歳。89年に西日本短大付からドラフト5位で阪神に入団。01年からメッツ、ジャイアンツでプレーし、04年に日本ハムで国内に復帰。06年限りで現役を引退した。NPBでの通算成績は1411試合で打率・254、205本塁打、716打点、73盗塁。ベストナイン3度、ゴールデングラブ賞10度。7度出場したオールスターでは2度MVPに輝いた。右投げ右打ち。

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