代打でも「絶大」広島・鈴木誠の存在感 7回に左前適時打 先発外れる理由や復帰メドは明かさず

[ 2021年10月5日 22:56 ]

セ・リーグ   広島3ー4中日 ( 2021年10月5日    バンテリンD )

<中・広(23)>7回1死三塁、広島の代打・鈴木誠は同点となる中前適時打を放ち、手を叩く(撮影・椎名 航)
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 広島・鈴木誠也外野手(27)は5日の中日戦で2試合続けて先発を外れ、代打で同点打を放った。1点を追う7回1死三塁。6回3失点の粘投だった床田への代打で登場し、カウント2―1から柳のカットボールを捉えて左前へ打ち返した。代打は今季3度目で初安打。1打席限定でも存在感が際立った。

 「いい投手なんで甘い球はあまり来ない。実際に初球もスライダーがいいところに来て、2球目も際どいところ。3球目のチェンジアップも抜けてはいますけど、やっぱり甘いところにはなかなか来ないな…と。最後はたまたま甘かった。甘い球だけは振らないと…と思っていた。それがたまたま。前進守備で気持ち的には当てれば何とかなるかな、というのがあった」

 2日のヤクルト戦は8回に四球を選んで代走交代。3日の同戦は欠場した。移動日だった月曜日を挟み、代打で待機。「(準備は)4回裏から5回くらい。投手の状況も見ますけど、トコ(床田)はそんなに悪いわけではなかったんで」。試合前は走塁練習を見合わせ、同点打の後も代走を送られて交代したことには「ノーコメント」を通した。攻守交代の間には外野手のキャッチボール相手を務め、ベンチから声を出すなど献身的な姿もあり、「それくらいはね」と、うなずいた。

 佐々岡監督は「存在感もありますし、今日は代打ということで。明日以降はまた状態を見ながら」と説明した。
 

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2021年10月5日のニュース