ドラフト上位候補の関西国際大・翁田が14K2失点完投 西武・渡辺GM「ポテンシャルが高い」

[ 2021年10月5日 05:30 ]

阪神大学野球   関西国際大8ー2大体大 ( 2021年10月4日    大阪シティ信金スタジアム )

<大体大・関西国際大>大体大に完投勝利する関西国際大・翁田(撮影・平嶋 理子)
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 今秋ドラフト上位候補で最速157キロ右腕の関西国際大・翁田大勢が大体大戦に先発し、2失点完投。6四死球を与えながら14三振を奪い、ポテンシャルの高さを見せつけた。

 「野手が打ってくれたので楽に投げられました。人が入っての試合は久々でしたが、力みはなかったです」

 阪神大学野球リーグは緊急事態宣言解除を受けてこの日から春秋通じて今年初の有観客試合となり、スカウトも視察可能になった。11日のドラフトまで最初で最後のアピール機会。初回に2四球で1死一、二塁のピンチを招くも、直球で連続奪三振。4回は3者連続奪三振など、この日最速152キロの直球は威力十分だった。

 ネット裏には最多7人態勢の阪神など全12球団44人のスカウトが集結。西武の渡辺久信GMが「持っているポテンシャルが高い」と話せば、ヤクルトの小川淳司GMも「横手気味であれだけ(球速が)出るのは武器。上位候補の一人」と高評価した。(北野 将市)

 ◇翁田 大勢(おうた・たいせい)1999年(平11)6月29日生まれ、兵庫県多可郡出身の22歳。八千代北小1年から八千代少年野球クラブで野球を始め、八千代中では氷上ボーイズに所属。西脇工では1年春からベンチ入り。最高成績は3年夏の兵庫大会8強。関西国際大では2年春からリーグ戦登板。球種はカーブ、スライダー、シンカー、スプリット。50メートル走6秒4、遠投110メートル。1メートル81、93キロ。右投げ右打ち。

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2021年10月5日のニュース