引き分け少ない阪神、優勝へ試練?残り試合ヤクルトの貯金プラス5の勝利数が必要

[ 2021年10月5日 05:30 ]

阪神の矢野監督

 現在セ・リーグで自力優勝の可能性が残る首位ヤクルト、2位阪神の優勝マジック最短点灯はヤクルトが6日「M13」、阪神が10日「M9」。阪神はヤクルトに1差と肉薄してはいるが、最終的に優勝は勝率(勝利数÷引き分けを除いた試合数)で決まるため、あくまで目安。勝利数や貯金で拮抗(きっこう)しても、勝率では引き分けが9試合少ない阪神が不利だ。

 仮にヤクルトが残り20試合を10勝10敗の5割で終えた場合、73勝54敗16分けの勝率・575。阪神がこれを上回るには残り17試合で11勝6敗の貯金5(79勝57敗7分け、勝率・581)が必要だ。

 加えてヤクルトは9月14日から13試合負けなし(9勝4分け)の快進撃で同22日に阪神から奪首。同23日以降の10試合も7勝2敗1分けで、5勝3敗2分けの阪神を寄せ付けずにいる。ただ5日から今季6勝10敗3分けと苦手の巨人3連戦。流れが変われば阪神にも残り5試合の直接対決次第で逆転優勝の目が出てくる。目下11勝6敗3分けで勝率5割以上を決めているカード。8日からの神宮3連戦は、2位転落以降初の対戦となるが、どうか。

 《M点灯条件は》阪神の優勝マジック最短点灯は10日。5~7日のDeNA戦に3連勝か2勝1分けでヤクルトが巨人に3連敗し、8~10日のヤクルト戦に阪神が3連勝すれば「M9」が出る。一方ヤクルトの最短点灯は6日。5、6日と巨人に2勝か1勝1分けで阪神がDeNAに2敗すれば「M13」が出る。

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