広島 9回に菊池保が崩れサヨナラ負けで4連敗 佐々岡監督が明かした「栗林温存」の理由とは

[ 2021年10月5日 22:43 ]

セ・リーグ   広島3ー4中日 ( 2021年10月5日    バンテリンD )

<中・広(23)>9回2死満塁、サヨナラ負けとなり、肩を落としベンチに戻る広島・菊池保(中央)(撮影・椎名 航)
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 広島は同点の9回に栗林を温存し、今季3度目のサヨナラ負けで4連敗に沈んだ。引き分けへ持ち込むことを期待された菊池保が先頭の京田に四球を与えてことが誤算の始まりだった。1死二塁から大島を申告敬遠。ビシエドの痛烈な二直は菊池涼の好捕に救われながら、岡林に中前打でつながれ、最後は2死満塁で高橋周にフルカウントから押し出し四球を与えた。失点は6月23日のヤクルト戦以来、15試合ぶりで、今季初黒星が付いた。

 佐々岡監督は「同点ということで菊池(保)に託したわけですけど、勝負球が甘いとか、経験がある中で、押し出し四球というのはね…」と振り返り、「(栗林は)週はじめでもありますし、セーブシチュエーション以外では使わないと試合前から決めていた」と説明した。

 栗林は新人記録を更新する11試合連続セーブ中で、同点の場面での登板は7月7日のDeNA戦が最後。44試合の登板で防御率0・41を誇り、28セーブも阪神・スアレス(37セーブ)に次ぐリーグ2位につける。同点登板による負担を極力避け、DeNA・牧らとの新人王争いを後押しする狙いもあるようだ。

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2021年10月5日のニュース