元虎戦士・太陽の教え子が阪神ドラフトの「隠し玉」 ロキテクノ富山の即戦力投手、斎藤&飯塚

[ 2021年10月5日 05:30 ]

2人同時のプロ入りを誓うロキテクノ富山・飯塚亜希彦(左)、斎藤央兆
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 「隠し玉」は元猛虎戦士の教え子!阪神が11日のドラフト会議へ向け、球団OBの藤田太陽氏(41)が監督を務める社会人野球のロキテクノ富山・斎藤央兆投手(25)、飯塚亜希彦投手(24)をリストアップしていることが4日、分かった。全国的には無名ながら、球界関係者によると阪神以外の球団も注目しているという右腕2人だ。

 「もちろん(阪神以外にも)リストアップしている球団はありますよ。即戦力として見ています。2人とも魅力ある投手です」

 猛虎と縁がある逸材候補が、富山に潜んでいた。斎藤は新潟医療福祉大1年秋からリーグ戦に登板。主に中継ぎ投手として活躍し、ロキテクノ富山入団後にプロも熱視線を送る存在へと成長した。1メートル84、92キロの恵まれた体格から繰り出される最速153キロの直球が持ち味の速球派だ。

 一方の飯塚は先発候補。高い制球力が魅力で完投能力も兼ね備える。今月1日には都市対抗野球・北信越2次予選の千曲川硬式野球クラブ戦で7回2/3を1失点と好投し、勝利に貢献した。斎藤、飯塚ともに、阪神、ヤクルトで活躍した藤田監督が認める逸材だ。

 また球団は、佐藤輝をほうふつさせる1メートル85、105キロの愛知大・安田悠馬捕手(21)にも熱視線を送る。目下リーグ戦通算11本塁打、オープン戦を含めれば大学通算32本塁打を記録している左のスラッガー。地元・兵庫県出身で「打てる捕手」の一人としてリストに入る。注目のドラフトまであと1週間。来季も見据える矢野阪神が今年も“当たり年”にしてみせる。

 ◇斎藤 央兆(さいとう・ひろき)1996年(平8)6月4日生まれ、新潟県糸魚川市出身の25歳。大野小3年から姫川バスターズで野球を始め、糸魚川中では軟式野球部。糸魚川白嶺では1年春からベンチ入りし同夏からエース。新潟医療福祉大では1年秋からリーグ戦に出場も未勝利。最速153キロ。1メートル84、92キロ。右投げ右打ち。

 ◇飯塚 亜希彦(いいづか・あきひこ)1997年(平9)9月8日生まれ、新潟県上越市出身の24歳。大瀁小1年から頸城スポーツ少年団で野球を始め、頸城中では軟式野球部。上越では1年秋からベンチ入りし2年春からエース。新潟医療福祉大では1年春からリーグ戦に登板し、通算8勝。ロキテクノ富山では1年目から主戦。最速149キロ。1メートル81、80キロ。右投げ右打ち。
 
 ◇安田 悠馬(やすだ・ゆうま)2000年(平12)3月3日生まれ、兵庫県神戸市出身の21歳。妙法寺小2年から妙法寺少年野球部で野球を始める。横尾中では軟式野球部に所属し捕手。須磨翔風では1年夏からベンチ入りし2年春から捕手、一塁手のレギュラー。愛知大学野球2部の愛知大では1年春から指名打者でリーグ戦に出場し3年春から捕手兼任。1メートル85、105キロ。右投げ左打ち。

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