国士舘大が今季初戦で惜敗 3日前に練習再開で善戦「勝ちたかったけど、楽しかった」

[ 2021年10月5日 16:16 ]

東都大学野球2部リーグ・第2週第1日   拓大3―2国士舘大 ( 2021年10月5日    大田 )

<国士舘大・拓大>6回1死、右前打を放つ国士舘大・池田来(撮影・川島 毅洋)
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 国士舘大が今季初戦で拓大に競り負けた。

 チームは9月にコロナの影響で全体練習がストップ。約2週間は寮の部屋での生活を強いられた。開幕週は出場辞退で不戦敗となっていた。辻俊哉監督は「選手たちは頑張ってくれた」と、ぶっつけ本番で善戦したナインをねぎらった。

 今秋ドラフト候補に挙がる池田来翔内野手(4年・習志野)は「4番・二塁」せ先発出場。7球団のスカウトが視察する中、6回1死の第3打席で右前打を放ち、3打数1安打。「不安もあった。久しぶりの試合で緊張もしたし、地に足が着いていない感じだった。感覚のズレが大きかった」と振り返った。

 寮の部屋では、野球関連の動画を見たり、素振りをしたりして過ごしたが、体重は5キロ減の90キロになった。この日は右太腿裏がつるなど、コンディションは万全にはほど遠いが「勝ちたかったけど、やっていて楽しかった」と公式戦に出場する喜びを噛みしめてプレーした。

 ドラフトまで1週間を切った。「あまり気にせず、自分のプレーを貫きたい。強いスイングで長打を打つのが売り。走れるところも見てもらいたい。積極的にいきたい」と池田来。グラウンドに立てる喜びを胸に、運命の日を待つ。(川島 毅洋)

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2021年10月5日のニュース