オリックス・T―岡田 頂点へ、吉田正の穴は一丸で埋める「暗くならないように明るく、全員でやっていく」

[ 2021年10月5日 05:30 ]

リーグ優勝へ決意を示したT-岡田
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 負傷離脱した主砲の穴を埋める。オリックス・T―岡田が5日からの日本ハム3連戦(京セラドーム)に向けて、右尺骨を骨折した吉田正不在の打線をけん引する決意を示した。

 「これ(負傷離脱)ばっかりはね。しょうがない部分でも、あるのですが。でも、雰囲気は暗くならないように。明るく、全員でやっていくだけです」

 日本人野手では最年長世代。チームの顔の言葉には強い決意が、にじみ出た。1分けを挟んで7連勝で、2カード連続同一カード3連勝中。目下、2位・ロッテに1・5ゲーム差を付けるが、打率・339、21本塁打、72打点の主砲を欠き、得点力ダウンは避けられない。中嶋監督が「一番(いなくなると)痛い人が、いなくなったので。それを補うのに何が必要か、みんな分かっているかな」と話すように、一丸姿勢が頂点への道筋となる。

 プラス材料もある。あと15試合のうち、9試合を残す京セラドームでは今季30勝(17敗10分け)。「本拠地30勝以上&貯金10以上」は、優勝争いした14年(36勝21敗)以来で、T―岡田は、京セラでは今季47試合で球場別最多の5本塁打、24打点を放っており、その打棒に期待がかかる。

 「みんなでカバーしあって集中していく」とT―岡田。無念の離脱となった後輩の思いも背負い、96年以来25年ぶりとなるリーグ優勝へ引っ張り上げる。(湯澤 涼)

 《M点灯最短は8日》オリックスの優勝マジック最短点灯は8日。5~7日の日本ハム戦に3連勝。ロッテが8日まで4連敗すれば、当日試合のないオリックスに「M9」が出る。一方ロッテは1日早い7日が最短点灯日。3連勝か2勝1分けで、オリックスが3連敗なら「M13」が出る。

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2021年10月5日のニュース