原監督 ツバメと6・5差に「現実は現実でしょうけれどね」 不振の岡本和は「一生懸命やっているけどね」

[ 2021年10月5日 21:58 ]

セ・リーグ   巨人2―3ヤクルト ( 2021年10月5日    神宮 )

<ヤ・巨20>勝利を喜ぶヤクルトナインを尻目に引き上げる原監督 (撮影・森沢裕)
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 巨人は3点差からの反撃も1点及ばず、2―3でヤクルトに敗れて4試合ぶりの黒星。最大15あった貯金が7に減り、首位・ヤクルトと6・5ゲーム差、2位・阪神にも5・5ゲーム差と優勝争いからさらに後退した。

 試合後、巨人の原辰徳監督(63)は、あと一歩及ばずの展開に「そうですね。2点追い上げましたけど」とコメント。リーグ単独トップの12勝目を狙った先発左腕・高橋は4回に西浦、サンタナと2者連続被弾して3失点KOとなったが「やっぱりデッドラインでしょうね」と早めに降板させたシーンを振り返った。

 また、主砲の岡本和は得点圏に走者を置いて2度打席が回ってきたが、4打数ノーヒットに終わり、3試合13打席連続ノーヒット。9試合連続で本塁打、打点ともにゼロと打撃不振が続いている。「このところなかなかね。本人、一生懸命やっているけどね。いいところで結果が出れば、それが良薬なんでしょうけどね」と原監督。大城が2試合連続適時打と勝負強さを見せていることを指摘されると「そうですね」とし、好投している中川についても「変化球で三振が取れるようになったっていうのは大きいね」と評した。

 だが、大事な直接対決3連戦初戦を落とし、首位・ヤクルトとのゲーム差が試合前の5・5から6・5とさらに開いた。「そこはもう、現実は現実でしょうけれどね」とした指揮官。「しかし、明日のゲームという部分でしょうね。それにベストを尽くすということです」と必死に前を向いた。

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