大谷の二刀流を進化させたマドン監督万感「素晴らしい一年」来季にも期待

[ 2021年10月5日 05:30 ]

<マリナーズ・エンゼルス>レギュラーシーズン最終戦を勝利で終え、マドン監督(手前)と抱き合う大谷
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 エンゼルス・大谷の、昨季までの「日本ハム型」の二刀流を進化させたのはジョー・マドン監督だった。春季キャンプ中にペリー・ミナシアンGMらとともに大谷と会談。登板日前後の試合で打者出場を避けるなどしていた従来の制約を外すことを決めた。今季メジャーで初めてこなした投打同時出場は、もはや定番化。降板後に外野を守る「三刀流」も繰り出した。

 大谷は18年10月の右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)、19年9月の左膝手術などを乗り越え、米4年目で初めて二刀流としてフルシーズンをプレー。メジャーきっての知将で知られる指揮官は来季の二刀流の継続を明言し、3日の最終戦の一発には「何て美しいんだ。素晴らしい一年に花を添えた。今季の彼の活躍を再現できるのは彼しかいない」と来季にも期待した。

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