神戸国際大付が春夏連続切符 約束の聖地へ、父の無念晴らした武本逆転3ラン 

[ 2021年7月30日 05:30 ]

全国高校野球選手権兵庫大会決勝   神戸国際大付7ー3関西学院 ( 2021年7月29日    ほっともっとフィールド神戸 )

<神戸国際大付・関西学院>3回、武本が右越え3ラン(撮影・奥 調)
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 一振りで空気を一変させた。1―2の3回2死二、三塁。神戸国際大付の5番・武本琉聖は狙い澄まし、初球カーブを振り抜いた。

 「直球待ちだったけど、相手投手は左打者にカーブが多い。少し泳いだけど、入れと思って走りました」

 打球は右翼席へ、大きな弧を描いた。高校通算16号となる逆転3ラン。春夏連続の甲子園切符を引き寄せる貴重な一発だった。
 父・剛実さん(36)は同校OBでヤクルト・坂口智隆と同期。3年夏の兵庫大会は報徳学園との決勝に敗れた。中学3年時、父から当時の銀メダルを手渡され、「金メダルに変えて、甲子園に行け」と激励された言葉は忘れない。

 「映像も見ました。父が最後の打者で、すごく悔しそうだった。父が行けなかった分、決勝で勝って、甲子園に行きたかった」
 5―3の5回には主将の西川侑志が2ラン。4投手の継投で9回は今秋ドラフト候補の最速147キロ右腕・阪上翔也が3者凡退で締めた。今春選抜は2回戦で仙台育英に5―13の大差で敗戦。武本は「力の差をハッキリと見せられた。ああいう試合をして、甲子園で優勝することが目標」と力を込めた。(桜井 克也)

 <関西学院 指揮官も脱帽…一発攻勢に沈む>関西学院は12年ぶりの聖地へはあと1勝、届かなかった。2回1死一、三塁で8番・佐渡晃太のセーフティースクイズで先制。5犠打を絡めて着実に得点を重ねたが、本塁打攻勢に沈んだ。広岡正信監督は選抜出場校に一歩も引かない戦いを繰り広げた選手を「相手がすごかった。それに対して、ウチはようやったと思う」と称えた。

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