“島根の怪物”石見智翠館・山崎琢磨ノーノ―V 県大会4試合23回無失点で2大会連続聖地導いた

[ 2021年7月30日 05:30 ]

全国高校野球選手権島根大会決勝   石見智翠館8ー0大社 ( 2021年7月29日    県立浜山公園 )

<石見智翠館・大社>喜びを爆発させる石見智翠館ナイン(毎日新聞社提供)

 石見智翠館の山崎琢磨が決勝の舞台でノーヒットノーランを達成し、2大会連続11度目の甲子園へ導いた。

 「バッターと勝負して、捕手としっかり配球できた。やってきたことが結果に出て、うれしい」

 初回1死からの5者連続など4回まで毎回9奪三振。5回には自ら右前適時打を放ち、さらに勢いづいた。許した走者は3、8回に2死から与えた四球の2人だけ。ともに後続を断ち、二塁さえ踏ませなかった。121球で15奪三振の快投。末光章朗監督は絶賛を惜しまない。

 「試合前に“今日が覚醒する日だ”と声をかけた。狙ってできることじゃない。100点でしょ。冬場に故障して、大会前の練習試合でも思うような投球ができなかった。今までで一番良かった」

 昨秋からの右肩痛で外野に専念した日々を乗り越え、今大会は4試合計23回を無失点。「今までやってきた調整をして、チームの勝利に少しでも貢献したい」。聖地のマウンドへ思いをはせた。

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