興国・大江、初完封で46年ぶり聖地へあと2 準決勝は春に破った履正社との再戦「気を抜かずにやりたい」

[ 2021年7月30日 05:30 ]

全国高校野球選手権大阪大会準々決勝   興国3ー0八尾 ( 2021年7月29日    シティ信金スタジアム )

<興国・八尾>完封で準決勝進出を決めた興国・大江
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 興国が前回甲子園に出場した1975年以来の4強へ進んだ。46年ぶりの扉を開いたのは2本柱の1人、背番号10の大江遼也だ。八尾を5安打、12奪三振に封じて完封した。

 「試合前は調子が良くなかった。走者を背負ってからの低めのコントロールが良かった。完封は初めて」

 6度にわたって得点圏に走者を背負っても、得意のスライダーを駆使して切り抜けた。気持ちで投げる背番号1の田坂祐士の“熱”とは対極にある“冷”の投球。元ロッテの喜多隆志監督は「どのシーンでもポーカーフェース。物おじしない彼らしさを発揮してくれた」と目を細めた。

 昨秋から冬にかけて急成長した。元々は皆の後ろを付いていくタイプ。「意識の低さ」を懸念した喜多監督から秋季大会のメンバーを外される荒療治を受けた。悔しさをかみしめ、コロナ禍で最後の夏を戦えなかった先輩たちのことも思った。変わろう――。以降はキャッチボールも率先、あいさつは一番にするようになり、先頭でチームを引っ張っていくようになった。精神的に大人になり、メキメキと頭角を現した。

 準決勝では春季大会4回戦で4―1で破った履正社との再戦。「気を抜かずにやりたい」と力を込めた。返り討ちの先に聖地が見える。 

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