阪神・矢野監督 内角球を打った佐藤輝に対して「あれは打つでしょう」と4戦4発にも平然

[ 2021年7月30日 19:01 ]

2021プロ野球エキシビションマッチ   阪神3-2西武 ( 2021年7月30日    甲子園 )

阪神・矢野監督
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 <阪神・矢野監督、試合後の一問一答>

 ▼先発の小川は5回3安打無失点

 「全体的によかったね。中継ぎをやっているところから先発もやってみようかなというところで、カーブもカウントを取れるところもあった。真っすぐもキレとか、そういうのは良かったかなと思う」 

▼及第点も今後は2軍で先発

 「今の先発に入ってくるというところでは、5回を0点に抑えたという結果はすばらしいし、認めている。でも、中身的にはもうちょっと上げないと。追い込んだところで、結果、勝負にいけていない。ボールでカウント3-2になって、結果、打ち取ったとしても、それは1軍で通用するのかと。アウト、結果ゼロというところには、まだレベル的には上げる必要がある。球数的にも、もう1個早い段階で勝負して、自分がどういうふうな打ち取り方をイメージしているのか、どうやって打たせるのか、空振りを取るのか、フライを打たせるのか。そういうところまで追い求めて投げるということで、そういう意識が高まっていく。(今後も)見たいのは見たいけど。まずはファームでしっかり。今の状態は確認したんでね。ファームでしっかり投げて、そこで結果や報告や、そういうものがあれば呼ぶこともある。本人にも伝えたけど。1軍で勝つというところでは、いい課題が見つかったと思う」

 ▼佐藤輝が内角攻略

 「あれは打つでしょう。克服って。1回でね。攻められているところは、あそこじゃないんでね」

 ▼4試合で4発

 「あれをファウルにしたり、調子が悪くなったらあれがファウルになったり、凡打になったりしてるところを仕留められているってところが、前半戦もできてた部分はあった。じゃあインコースのインハイの本当にいい球を打てんのか。これはテル以外でもなかなか打てない。だから打てるように引き込んでいくことが必要。前段階としてはあれを一発で仕留めるという状態が今のいいところ。いかにそういうところに引き込んでいくかというのが、後半の課題になる。第一段階というか前段階はクリアできてる。インコースを打てたからいいでしょということにはつながらないと思う。打球も素晴らしかったし、一発で仕留められたということは最高」

 ▼追い込まれると迷う

 「追い込まれると誰でも迷う。ほぼほぼ2割5分打ててもすごいんだから。2割下がる、1割台になるんだから、それを仕留めるっていうのは、ほぼほぼ共通してる。3割を安定して残しているバッターは追い込まれても、その率が高いから、3割ってところは打てるんでね。ホームランを打つやつは基本的には、三振も多くなる傾向にはある。でも、追い込まれても、甘いところに投げられないプレッシャーは相手バッテリーとしてはある。早いカウントで仕留めるというのは、課題だし、早いカウントでストライクを投げざるを得ないような状況に引き込むのが必要なところかなと思う」

 ▼糸井がスタメンで2安打

 「2本打てたっていうのは、あいつ自身も〝よし、またいくぞ〟という気持ちになっていると思う。走塁なんかもね。しっかり今日も偽装スクイズとか、最後のスライディングとか、そういうところでもしっかり走れているというのは体の状態もいいみたい。ヨシオが元気だとベンチも盛り上がるんでね」

 ▼偽装スクイズはひとつの作戦

 「もちろん」

 ▼7回は好機で無得点

 「追加点を取るのであれば、もちろん右の代打とかね。島田も頑張ってやってきたし、こっち来てもいい結果出してきているからね。絶対に勝つための試合をやっているわけじゃないから。そういうところでは島田がこういうことできるんだなとか、ダン(小野寺)がこういうことできるんやな、小川がこういうピッチングできるんやなというのを確認しながら、こっちがどうチョイスしていくかというところだから。いろいろなサインの確認もある」

 ▼当初は西勇が先発予定だった

 「西勇もちょっと体調(の状態)があったんだけど。ほぼ問題ないん。こっちが無理するなという感じでストップをかけた。シーズンだったらそのままいっていると思う。そんな問題はないです。ワクチン関係? じゃない」

 ▼井上がファームで好調

 「1、2試合試すことはできるんだけど。まだ物足りないと思っている。映像を見たりしているけど。結果、打っているからということじゃなくて、今の順番的に言うと、ダン(小野寺)を追い越せるようなことをしているのかというと、まだそういうふうに見えない。もっともっとアピールしてもらわないとね」

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