近江が3大会連続夏の甲子園　主砲・新野が右翼フェン直のV二塁打　春に敗れた立命館守山にリベンジ

全国高校野球選手権滋賀大会　決勝   近江6ー0立命館守山 （ 2021年7月29日    皇子山球場 ）

＜近江・立命館守山＞　6－0で立命館守山を破り3大会連続15回目の甲子園出場を決め喜ぶ近江ナイン（撮影・亀井　直樹）
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　近江が3大会連続で夏の滋賀を制した。4回1死から連続死球で好機を得て、5番・新野翔大がチーム初安打となる右翼フェンス直撃の先制二塁打。以降も着実に加点した。春季大会3回戦で敗れた相手。当時4番で好機に2三振を含む4打数無安打だった新野は「春は僕のせいで負けた。そこから地獄のような日々でしたが、夏にリベンジできた」と胸を張った。

　2年生ながら4番投手で背番号8の山田陽翔が最速146キロの速球を武器に6回まで1安打無失点。7回からエースの岩佐直哉が3イニングを締めた。甲子園でも、この必勝継投で頂点を目指す。

《初の決勝も打線振るわず》立命館守山は創部6年目で初めて進んだ夏の決勝に敗れた。準決勝までの4試合で計42得点の打線がわずか2安打。春の3回戦では3―2で競り勝った近江に完敗し、秋武祥仁監督は「選手たちは硬くなっていたのかも。打席で思い切りの良さが見られなかった」と分析。エース・北村怜士は4回1死から連続死球で崩れ、「気持ちが先走ってしまった。滋賀の王者の意地を感じた」と悔しがった。