中日 悲願の交流戦優勝へ「無失点男」柳が先陣 真っ向勝負で楽天斬りだ

[ 2021年6月8日 05:30 ]

投球練習でマウンドの感覚を確認する中日・柳(後方は小笠原
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 悲願の交流戦初優勝に向け「無失点男」がラスト6連戦の先陣を切る。8日の楽天戦に先発する中日・柳は「結果的に優勝できたらいい。交流戦でしっかり戦えば、またペナントレースにつながっていく」と力を込めた。

 チームは7勝3敗2分けでDeNAと並ぶ首位。0・5差で追ってくる3位・楽天との直接対決が優勝の行方を占う。「パ・リーグ首位ですし、ここ最近の試合でもガンガン打って打線が活発」と警戒感を強めた。仙台では初登板となるだけに、この日の練習ではマウンドから投球練習するなど入念に感覚を確かめた。

 開幕から高いレベルで好調を維持し、交流戦で無双状態に入った。5月25日ソフトバンク戦では7回無失点で6月1日ロッテ戦では1安打完封勝利。6連戦初戦でともに勝ち星を挙げ、チームの好成績につながっている。「パ・リーグの打者は対戦が少ない分、駆け引きがない。純粋に勝負できているかなと思う」と要因を挙げる。

 防御率1・41は12球団トップで、交流戦は19年6月7日楽天戦から5戦5勝。交流戦無失点フィニッシュで連勝を伸ばし、初Vを狙うチームにさらなる勢いをもたらす。(桜井 克也)

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2021年6月8日のニュース