全日本大学野球選手権 東北福祉大・椋木(むくのき)が大会&自己最速154キロも初戦敗退

[ 2021年6月8日 20:36 ]

全日本大学野球選手権・1回戦   共栄大9―5東北福祉大 ( 2021年6月8日    東京D )

<東北福祉大・共栄大>5番手として登板した東北福祉大・椋木(撮影・河野 光希)
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 すさまじいスピードにドームがどよめく。全12球団のスカウトがネット裏から熱視線を送る中、椋木(むくのき)は4点リードされた8回から救援し、いきなり153キロと152キロで2者連続三振を奪った。いずれも見逃しとバットを振らせない。そして大里への2球目に自己最速を1キロ更新する154キロを叩き出した。

 チームは敗れた。2回で3三振を奪ったが、1点を失った右腕は「点を取られない気持ちで投げたけど、ヒットを打たれて…。(マウンドが)硬くて高めに浮くボールが多く、良くはなかった」と悔やんだ。4度目の大会制覇を狙ったチームは連戦を見据え、エースは救援待機。しかし、先発した左腕・三浦が2回4失点と序盤のビハインドが響いた。

 それでも、椋木の評価はうなぎ上りだ。スリークオーターから鋭く腕を振り、内外角にきっちり投げ分ける投球に、ロッテの永野吉成スカウト部長は「両サイドに速い球を投げる投手は魅力。短いイニングなら今のままでも(プロで)通用する」と評価。先発、抑えの両方をこなせることが最大の魅力である。

 3大会ぶりの初戦敗退。椋木は「(大塚光二)監督から“日本一の投手陣”と言われていたのに…。先制点を取られて雰囲気が悪い中、守備と攻撃がかみ合わなかった。僕ら後ろ(の投手)も駄目でした」と振り返った。秋季リーグ、そして明治神宮大会まで時間はたっぷりある。東北の剛腕はこの屈辱を糧に、ひと回り成長する。

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