大谷翔平 球団28年ぶり2試合連続3四球 トラウト離脱以降、四球増加 勝負避けられる

[ 2021年6月8日 13:40 ]

ア・リーグ   エンゼルス8ー3ロイヤルズ ( 2021年6月8日    アナハイム )

初回、進塁する大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は7日(日本時間8日)、本拠地でのロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場し、1打数無安打。4打席に立ったが、2試合連続の3四球となった。チームは8-3でロイヤルズを下し、2試合ぶりの白星となった。

 初回、ロイヤルズの先発右腕・コワーとの対戦は四球。1死から暴投で二塁に進むと、3番・レンドンの左前適時打で一気にホームイン。打球を見ながら、三塁を駆け抜けるとギアを上げ、快足を飛ばした。2回の第2打席も四球で出塁後、二盗。ベースカバーに入ったメリーフィールドのグラブが接触してヘルメットが脱げ、背中から滑り込むような形となりながら、今季9盗塁を決めた。5回の第3打席は一ゴロ、7回の第4打席は四球だった。

 大谷のここまでの打撃成績は54試合199打数51安打42打点、16本塁打8盗塁で打率・256。6日(同7日)のマリナーズ戦では2打数無安打。メジャーでは自身最多の3四球だった。2試合連続で3四球となり、公式サイト「MLB.com」のアンドリュー・シモンズ記者は自身のツイッターで「球団では1993年のチリ・デービス以来」と投稿した。両打ちの強打者で当時4番を務めたデービスは、6四球のうち敬遠が5だった。

 大谷の後を打っていた主砲・トラウトが18日(日本時間19日)、右ふくらはぎの張りのため負傷者リスト入り。代わってレンドンが3番に座っている。レンドンはこの日初回に先制適時打を放ったが、前日までの打率は・236。レンドンと勝負を選択し、大谷が歩かされるシーンが増えている。

 また、試合前にジョー・マドン監督は大谷の次戦先発を11日(同12日)の敵地でのダイヤモンドバックス戦と正式発表。DH制のないナ・リーグ本拠地での交流戦のため投打同時出場となる。投手・大谷の今季の成績は8試合に先発し2勝1敗、防御率2.76。奪三振率12.8をマークしている。

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