楽天・岸 6回2失点の好投 63日ぶり今季3勝目に「しんどかったなあ」

[ 2021年6月8日 21:41 ]

交流戦   楽天5―2中日 ( 2021年6月8日    楽天生命 )

<楽・中>中日に勝利しウイニングボールを石井GM兼監督に手渡す岸(撮影・白鳥 佳樹)
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 実に4月6日以来63日ぶりの勝利で今季3勝目。ヒーローインタビューで感想を聞かれた楽天の岸は「しんどかったなあ」とため息とともに言葉を口にした。

 チームが5連勝と好調な中でマウンドに上がった本拠地のマウンド。今季は3月30日のロッテ戦で今季初先発し、12球団一番乗りとなる今季初の完封勝利を飾るなど2連勝スタートを切ったものの、それから4連敗。調子が上がらない中、5月26日には出場選手登録を抹消され、ようやくの復帰戦。

 この日は走者を背負いながらも6回、107球を投げ7安打2失点の好投を見せた。4回には福田に先制の本塁打を打たれたが、集中力は切らさず、その後の木下拓、井領、溝脇を3者連続空振り三振に仕留める気迫も見せた。「ずっと勝てもせず、チームに貢献できてなかったので、いいチームの流れを切らないように、自分を信じて投げようと思っていました。先制点取られて、逆転してもらってから、また点を取られてっていう、よくないパターンではありましたけど、なんとか勝った状態で後のピッチャーにつなぐことができたのでよかったです」と語り「ここまで何も出来ていなかったので、交流戦明けからもっともっと勝てるように頑張りたいと思います」と誓った。

 5回に勝ち越し打を放った鈴木大も「岸さんに勝ちをつけてあげられなかったのは、打者の責任でもあったので、きょう勝ちをつけられてほっとしています」と笑顔を見せた。

 これでチームは4年ぶりの6連勝。19年6月22日以来、717日ぶりに貯金10とし、リーグ戦だけでなく、交流戦の単独首位に躍り出た。

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