巨人、交流戦逆転Vローテ!オリックス戦今村→サンチェス→高橋 最終戦菅野にバトンつなぐ

[ 2021年6月8日 05:30 ]

巨人の(左から)今村、サンチェス、高橋
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 巨人が交流戦の逆転優勝に向け、先発ローテーションを再編する。8日からのオリックス戦(京セラドーム)を、前半戦ラストスパートの起点に設定。交流戦最終戦の13日ロッテ戦(ZOZOマリン)には右肘違和感から復帰した菅野智之投手(31)が登板予定で、7年ぶりの頂点を信じてエースにバトンをつないでいく。

 原監督が「打倒パ」を掲げ、交流戦の逆転優勝へ闘志をたぎらせる巨人。現在は5位タイだが、首位のDeNA、中日とのゲーム差はわずか2だ。

 首脳陣は最も状態の良い投手からつぎ込む方針で、五輪中断期間までは中4日、中5日も辞さない。宮本投手チーフコーチは「最後の交流戦の6連戦。火曜日から前半戦のラストスパートをかけたい。とにかくいい投手をつぎ込んでいく」と、プランを示した。

 8日のオリックス戦は、5月24日に出場選手登録を抹消された今村が再昇格。9日の2戦目はサンチェスが中5日で臨む。10日はリーグトップ6勝の高橋が中8日で向かう。前回登板中に左脚の違和感を訴えたため、大事を取って登板間隔を空けた。

 05年に開始した交流戦では、勝率1位がパ球団が12度で、セが3度。12、14年に2度制している原監督には並々ならぬ思いがある。6日までは右肘違和感の菅野を欠いた。坂本、梶谷ら離脱者も多いが「与えられたメンバーで戦う。今日の100点のメンバーで」と勝ち星を拾ってきた。

 昨年の交流戦はコロナ禍で中止。19年は同率で並び「優勝決定戦」となった最終戦でソフトバンクに敗れた。同戦の先発は菅野で、1回0/3を4失点でプロ最短降板。7年ぶりの制覇を目指す今季、13日のロッテとの最終戦で再びエースに回る巡り合わせだ。

 前日の日本ハム戦で約1カ月ぶりに復帰した菅野は5回2失点で敗戦投手となったが、尻上がりに調子を上げた。「順調にここまで来ていると思います」と宮本コーチ。次回登板で、チームにも自身にも大きな白星をつかむ。(神田 佑)

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