巨人、打倒パへ バッテリーコーチ配置転換 経験豊富な実松コーチが2軍→1軍 相川コーチ3軍へ

[ 2021年5月24日 04:00 ]

<中・巨>4回、選手交代を告げ、厳しい表情でベンチに戻る原監督。左は三振に倒れた大城 (撮影・森沢裕)
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 巨人が、25日に開幕するセ・パ交流戦からバッテリーコーチを配置転換することが23日、分かった。相川亮二コーチ(44)が1軍から3軍へ異動し、実松一成コーチ(40)が2軍から1軍へ、加藤健コーチ(40)が3軍から2軍へと配置転換される。

 バッテリーコーチは捕手育成に加え、配球面の作戦を担ってきた。現在チームの被本塁打数39はリーグ2位の多さ。4月20日の阪神戦では主軸に5本塁打を許し、原監督は「バッテリーコーチは何をしているんだということ」と厳しく指摘していた。さらにチーム防御率は3・36でリーグ4位。先発、中継ぎ共に不安定要素も多く、バッテリーを含めた強化が急務だった。

 新体制づくりの背景には、交流戦を勝ち抜く強い意志もある。「打倒パ・リーグ」を掲げる原監督。実松コーチはパ・リーグで培った経験と知識の豊富さに定評がある。98年ドラフト1位で日本ハムに入団し、06年にトレードで巨人に移籍。18年から2年間は、再び日本ハムに戻り2軍育成コーチを兼務した。

 原監督が復帰しリーグ制覇した19年も、シーズン途中の8月にコーチの配置転換を行った。1、2、3軍を「ワンチーム」と考え、相川コーチは3軍の若手捕手育成にあたる。また、ファームの投手コーチの異動も決定。三沢興一3軍投手コーチ(46)が2軍に入り、矢貫俊之ファームディレクター補佐(37)が3軍投手コーチに就任することも決まった。

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