楽天が9回に3点差追いつきドローに持ち込む 単独首位浮上、石井監督「すごく価値がある引き分け」

[ 2021年4月27日 22:30 ]

パ・リーグ   楽天5―5オリックス ( 2021年4月27日    京セラドーム )

<オ・楽4>9回3点差から同点に追いつき引き分けナインを迎える石井監督(左3人目)=撮影・後藤 正志
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 楽天が土壇場で驚異的な追い上げをみせ、今季5度目の引き分けに持ち込んだ。打線は8回までに8安打を放ちながら1得点だったが、9回に2四球と相手失策で1死満塁に。まずは鈴木大の中前適時打で2点差とすると、続く島内の左中間フェンス直撃の2点適時二塁打で同点に追いついた。

 その後の勝ち越しのチャンスは生かせなかったものの、9回は守護神・松井が無失点に抑えて5―5で試合終了。ベンチ入りした野手を全員をつぎ込む総力戦となり、石井監督は「最終回はボール球をテイクしながら、大地もつないでくれたし、島内もよくつないでくれた。欲を言えばきりがない。負けなかったことはすごく価値がある引き分けだった」とうなずいた。

 ソフトバンクが敗れたことで、ゲーム差なしで首位に再浮上した。単独で首位に立つのは4月14日以来。パ・リーグの上位は拮抗しており、価値あるドローになった。

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