ソフトバンク 勝負の9連戦で二保、マルティネス初先発へ!首位固めへ先発7人態勢

[ 2021年4月27日 05:30 ]

ソフトバンクのマルティネス(左)と二保
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 初先発組が意地を見せる!ソフトバンクは27日から2年ぶりの9連戦に臨む。日本ハム、オリックス、楽天とそれぞれ3連戦。26日はペイペイドームで投手練習が行われ、森山良二投手コーチ(57)が先発ローテーション再編に言及。増員で対応する意向を明かし、2軍で調整を続けてきた二保旭投手(30)と今季日本ハムから移籍したニック・マルティネス投手(30)が今季初めて先発に組み込まれることが確実となった。

 27日からの日本ハム戦。先陣は笠谷だ。続いて和田。22日の木曜日にゲームがなかったためいったん2軍で調整登板した武田を1軍に戻し、3戦目での登板が有力だ。

 オリックス戦では、新加入のマルティネスが、いよいよ1軍でベールを脱ぐ。

 工藤監督は「9連戦をにらんでファームで調整をしてもらっている。二保くんなのかマルティネスなのか、というところになるのかなと思います」と救世主の名前を挙げて期待を寄せた。

 新助っ人は24日のウエスタン・リーグ、オリックス戦で6回無失点。ファームでは2試合に登板し、9イニングで防御率2・00。抜群の制球力を誇っている。中6日の5月1日に、鷹デビューが濃厚だ。

 開幕ローテーションを争った二保は5月2日、オリックス戦の先発とみられる。4月25日の2軍オリックス戦では7回3安打無失点と好投。技巧派右腕は「思うように打ち取れている。カウント有利にタイミングをずらせてもいる」と投球の幅に自信を持って、こちらも中6日での登板に向かう。

 一方、これまで土曜日に先発を務めてきた高橋礼は5試合26回を投げ、27四死球で防御率5・19と乱調が続いている。投手練習を見守った森山良二投手コーチは「今年は彼本来のピッチングが出来ていない。こちらも考えないといけないと思っています」と中継ぎへの配置転換や、2軍での調整も視野に入れている。
 5月3日の楽天戦は松本が濃厚。4月25日のロッテ戦では6回途中7失点と打ち込まれたが、楽天には今季、4回2安打無失点と抑えている。

 中5日での登板はシーズン序盤の先発陣に負担がかかる。「(マルティネスと二保の2人は)いいという話しは聞いている。そこをどう当てはめていくか。無理して(登板間隔を)詰めるより、ファームの方で準備出来ていると思うので」と森山投手コーチ。先発要員を7人に増やして中6日以上を優先し、勝負の9連戦で首位を固める。

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2021年4月27日のニュース