大谷翔平 1072日ぶりメジャー勝利 5回9奪三振4失点 打っては激走&マルチ3得点

[ 2021年4月27日 12:14 ]

ア・リーグ   エンゼルス9ー4レンジャーズ ( 2021年4月27日    アーリントン )

先発したエンゼルスの大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が26日(同27日午前9時5分開始)、敵地アーリントンでのレンジャーズ戦に「2番・投手」で先発。5回4失点9奪三振で、18年5月20日(同21日)のレイズ戦以来、1072日ぶりのメジャー白星を挙げた。チームは9-4でレンジャーズを下し、2連勝した。

 大谷は現在両リーグ通じてトップタイの7本塁打。本塁打トップの選手の先発登板は通算714本塁打&94勝を誇る「野球の神様」ことベーブ・ルースがヤンキース時代の1921年6月13日に19本塁打を記録して登板した以来、実に100年ぶりの偉業。

 打っては、初回の打席では四球で出塁。2死一、二塁から5番・ウォルシュの右前打の間に、二塁ベースから一気に本塁へ生還。レ軍の強肩の右翼手・ギャロが本塁へレーザービームを見せたが、かいくぐってスライディングしながら先制のホームイン。秒速29.3フィート(約8.9メートル)とメジャートップレベルのスピードを見せ、左足に土がついたままマウンドへ向かった。

 直後の3点を追う2回に第2打席へ臨み、右翼線へ適時二塁打。レ軍の先発右腕・ライルズのスライダーをとらえ、打球速度は113.8マイル(約183キロ)の高速打球だった。さらに続く3番・トラウトの左前適時打の間に同点のホームを踏んだ。3回の第3打席は空振り三振だった。3点リードの6回、第4打席に立った大谷は、初球をセーフティバント。三塁側に決めると一塁へ全力疾走して内野安打とし、3試合ぶりのマルチを記録した。

 2回からの投球は制球も落ち着き三者凡退。3点リードをもらった3回のマウンドは3番・ギャロ、4番・ロー、5番・ガルシアとクリーンアップを三者凡退。3回2死から6者連続三振を奪い、5回まで無失点と調子を上げた。

 大谷は4日(日本時間5日)にメジャー移籍後初めて「2番・投手」で先発し、「リアル二刀流」に挑戦。投げては5回途中3失点で、1050日ぶりの勝利投手目前で降板し、勝敗つかず。打っては初回に先制本塁打を放つなど2打数1安打だった。20日(日本時間21日)には本拠地アナハイムでのレンジャーズ戦に今季2度目の先発登板。4回1安打無失点だった。4回を終えたところで2点リードしていたが、予定の球数を超えたことで降板。1066日ぶりの白星はならなかった。7四死球を与えたものの、初回1死満塁からの3連続を含む7三振の奪三振ショーを見せた。
 
 打っては前日25日(日本時間26日)のアストロズ戦で「2番・DH」で出場。8回に2試合連続、両リーグトップタイの7号決勝ソロを放っていた。前日までの通算打撃成績は19試合77打数22安打、7本塁打3盗塁で打率・286だった。

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