首位の虎狩りは中日・大野雄に任せた「ホームの試合は取っていかないと」 連敗止め、自身の今季初星を

[ 2021年4月27日 05:30 ]

ノックを受け、一塁にダッシュする中日・大野雄(撮影・椎名 航)
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 首位封じで連敗を止める。中日・大野雄がきょう27日の阪神戦に先発する。3連敗中のチーム状況を踏まえ「ズルズルいかないように。ホームの試合は絶対、取っていかないと。連敗を止められたら」と意気込んだ。

 チーム打率、本塁打、総得点いずれもリーグトップを誇る最強の猛虎打線。中でも警戒を強めたのが新人ながら6本塁打をマークしている佐藤輝だ。公式戦は初対決となるだけに「ほんまは対戦を楽しみたい。直球だけでどんどん押していって勝負したい」と本音をチラリ。だが、すぐさま表情を引き締め「抑えることを第一に考えないと。佐藤選手が打つと、阪神打線が勢いに乗る」とチームの勝利を最優先に、全力で抑えるつもりだ。

 本拠地・バンテリンドームでの阪神戦は13年8月23日の黒星が最後で、15年から6連勝中と相性抜群。それでも「今年、こんだけ打つチームなので別もの。向こうはそのデータが関係ないくらい状態良い。そういうチームを抑えられるように。長打もあるし最大限、気をつけないと」と油断はない。今季まだ白星がないエース。5度目のマウンドで首位相手に勝利をつかみ、チームを浮上させる覚悟だ。 (徳原 麗奈)

 ○…大野雄はチェンの移籍後初登板を心待ちにした。今カードでの投げ合いは実現しなかったものの「すごく楽しみ。注目して見たい」と語った。今季開幕前に連絡を取り合った際に「僕、絶対ヒット打つんで」と宣戦布告したところ、先輩からは「打たさないよ」と威厳を示されたという。同じユニホームでプレーしたのは入団1年目の11年シーズンのみだが、憧れと敬意は今も変わらない。

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2021年4月27日のニュース