【大谷と一問一答】3年ぶり白星の瞬間「裏でトレーニング」2安打2打点に「自分で点を取ったのが大きい」

[ 2021年4月27日 14:03 ]

試合後のオンライン会見で笑顔を見せた大谷

 エンゼルスの大谷翔平(26)が26日(日本時間27日)、敵地グローブライフ・フィールドで行われたレンジャーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場し、5回を4失点、9三振で3年ぶりに白星を挙げた。打者では2回に2点二塁打を放つなど3打数2安打2打点、3得点だった。

 以下、試合後の主な一問一答。

 ――3年ぶりの勝ち星。
 「野手の人が打ってくれたので、チームとしては大きい。個人的には初回のことがある。そんなに手放しでは喜べないかなと思います」

 ――勝利の瞬間、グラウンドにはいなかった。どこで何を感じたか。
 「トレーニングしていました。裏で」

 ――率直にどんな感情だったか。
 「勝って良かったなとはもちろん思いました。個人的な内容とそこは別なので。とりあえずチームとしてレンジャーズとの初戦を取れたことはすごく明日以降大きいのかなと思います」

 ――クラブハウスで白星を祝ってもらったりしたか。
 「勝った時に今日のMVPみたいなやつがあったりするので、そういうのがあったりしました」

 ――今はジョー・マドン監督の元で投打で「制限なし」でプレーしている。
 「今まではある程度、登板前日が休みだったりとか決まっていたので。こういう風になるのは初めてですけど、自分がどれだけチームに利益をもたらせるかどうかを毎試合毎試合、自分としては見せないといけないので。そういう気持ちで毎試合やりたいなと思います」

 ――初回4失点したが、2回から立ち直った。
 「自分自身で点を取ったのはすごく大きなことでないかと思う。あの回で同点になって振り出しに戻って、気持ちを切り替えることが出来たのかなと思います」

 ――6回にはバント安打もあった。
 「向こうの中継ぎ投手が素晴らしくて、なかなかこっちもリズムをつかめなかった。ああいう時はきれいなヒットというよりも、虚を突くようなヒットの方が効果的でないかと思いました」

 ――ジョー・マドン監督が会見で「マメが出来た」と言っていた。
 「心配はないです。スプリットの方のマメでかなり小さい。僕としては、もう1イニングいけるかなと思いつつですけど、そこは中継ぎのみんながいるので交代になりました」

 ――2打点3得点の活躍は投球の自信につながったか。
 「そこと打撃は別なので。打撃で仕事ができるのはすごく気持ち的には楽になると思うんですけど、投球は投球で区別して、初回と2回以降はやっぱり自分の中で変化があると思っているので。それをいかに初回からしっかり出せるかが今後の試合かなと思います」

 ――カットボールのような球種があった
 「あまり気にしていないというか。小さくて速いのと、大きく曲がるスライダー。どちらのスライダーでもありますし、カットとも言えるかなと思う。あまり呼び方はどっちでもいいかなと思っています」

 ――27日(日本時間28日)のレンジャーズ戦は打者で出場したいか。
 「そうですね。個人的には」

 ――前回は制球力が「0点」と言っていたが、今回は。
 「5点ぐらいですね(笑い)」

 ――制球に関して。以前は変化球で修正していたが、真っすぐで押していた。
 「相手の反応を見ながらでいいのかなと思っていたので。逆にスプリットもノーノーから投げたりとか、スプリットの制球がいいなと思ったので、スプリットを投げていましたし、そこは臨機応変にやっていきたいなと思っています」

 ――制球力はメンタル面の影響が大きいか。
 「メカニックだと思います。初回と2回以降はメカニック的にも違いますし。そのメンタルによってメカニックが崩れるということはあると思いますけど。直接的にメンタルが直結するということはないと思います」

 ――制球力はどう改善していくか。
 「ほとんどメカニックの部分なので、それは中5日とか中6日の中で修正するっていうのがみんなそうだと思うんですけど。それによって向上していくしかないんのかなと思います、実際はあまりここまでできていなかったので、またそこもメカニックが崩れる要因なのかなと思います」

 ――二塁打を打った後に三盗をしたかったが、監督から止められたと聞いた。どういう風なやりとりがあったか。
 「内緒です(笑い)」

 ――バントの練習は。
「バントはチョコチョコしますけど、そんなに多くないですかね」

 ――どの指にマメができたか。
「中指ですね」

 ――制球力向上への自信。
「2回以降は良かったので、もし2回以降良くないのであればちょっと考えものかなと思っていましたけど。基本的に2回目以降のメカニックをこなしていければ、ある程度今まで通り自信を持って投げられるのかなと思います」

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