美声も甲子園に帰ってきた!開会式司会・宝蔵寺さん「選手たちが、ものすごく輝いて見えた」

[ 2021年3月20日 05:30 ]

第93回選抜高校野球大会 開会式 ( 2021年3月19日    甲子園 )

司会を務める長崎日大高校の宝蔵寺花映さん
Photo By 代表撮影

 球児とともに待ちわびた聖地で、美声を響かせた。開会式の司会は、長崎日大の宝蔵寺花映(ほうぞうじ・かえ)さんが担当。「甲子園球場に来るまでは緊張しましたが、グラウンドに出ると大会を開催する喜びや実感が湧いてきました。司会原稿を読む前に(グラウンドに)入ってきた選手たちを仲間のように感じて緊張感がほぐれました」と感激しきりだった。

 19年の第66回NHK杯全国高校放送コンテストの朗読部門で約6000人のなかから準優勝。昨年のセンバツで司会を務める予定だった。だが、コロナ禍で大会中止。ショックを受けたが2年ぶりに復活した今大会で、再び大役を務めるチャンスを得た。2年分の思いを込め「声が裏返った部分もあったけど全体的には良かったと思います」と胸をなで下ろした。

 4月から日大芸術学部に進学予定。「グラウンドの上の選手たちが、ものすごく輝いて見えたのが印象的で、とても応援したくなりました」。晴れやかな表情で甲子園での大役を終えた。(川島 毅洋)

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2021年3月20日のニュース