関西一円の少年野球チーム参加の「オールスター大会」が開幕 6年生の「集大成」見せてくれ

[ 2021年3月20日 21:41 ]

関西一円の少年軟式野球チームが参加した「6年生最後のオールスター大会」に集まったメンバーたち
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 関西一円の少年軟式野球チームが参加した「6年生最後のオールスター大会」が大阪市内で20日、開幕した。

 「6年生にとっては少年野球の集大成の1年となるはずが、コロナで大会も半分以下になっただけでなく、練習することすらままなりませんでした。最後は良い思い出を残してあげたい、と大会を企画しました」

 大会を企画発案した大阪市西淀川区の少年野球チーム・佃ホワイトスターズの種雄司総監督が、しみじみと言葉をつないだ。コロナ下のため、活動を著しく制限された小学6年生。悔しい思いを残したまま、卒団させるわけにはいかなかった。昨年11月頃から種総監督が中心となり準備を進め、近隣チームから呼びかけを開始。その輪は徐々に広がりを見せ、31チームから総勢166人の6年生が参加することとなった。その中から16の連合チームを結成。女子だけを集めた「レディースチーム」もエントリーした。

 多くの関係者が賛同したことで、グランド提供や野球道具の貸し出しもあった。正真正銘の手作りの大会。選手たちは野球ができる喜びと感謝の思いを胸にこの日、グラウンドを駆け回った。
 「天候にも恵まれ、予定どおり試合が消化できて本当に良かった。どのチームもすごく楽しそうにやっており、最後に良い思い出をつくらせてあげることができました」

 種総監督は満面に笑みを浮かべ、選手たちの全力プレーを見つめていた。

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