広島・九里もいいぞ! 6回2失点で最終調整完了 開幕2戦目が濃厚、絶好調の大瀬良に続け!

[ 2021年3月20日 15:06 ]

オープン戦   広島―ソフトバンク ( 2021年3月20日    ペイペイドーム )

<ソ・広2>2回1死三塁、栗原を一ゴロに抑えサムズアップする九里(撮影・岡田 丈靖)
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 広島の九里亜蓮投手(29)が20日、ソフトバンク戦に先発し、6回2失点で開幕前の最後の調整を終えた。

 初回は周東に対して、内角直球で見逃し三振に打ち取るなど、3者凡退で発進。2回にグラシアル、中村晃に連打を許し、松田の三ゴロの間に1点を失うが、後続を断ち最少失点でしのいだ。その後はピンチらしいピンチもなく、5回までに7三振を奪う快投。6回には1死二塁から、柳田に左前にポトリと落ちる不運な当たりもあったが、デスパイネを見逃し三振にしとめるなど傷口を広げず、結局6回を5安打2失点、8奪三振で終えた。

 昨季は20試合に登板し、8勝6敗、防御率2.96と安定した内容で先発ローテーションを守った経験があり、首脳陣の信頼も厚い。オープン戦はここまで2試合に登板し、計9回を1失点。14日の日本ハム戦では中田に浮いたカーブを左翼席に運ばれたが、「打たれたのは高めに浮いた変化球。しっかり修正して低めに集めていけるようにしたい」と課題を挙げてこの試合に臨み、長打は左翼線に落ちた今宮の二塁打だけに終わるなど、上々の内容だった。

 前日19日のソフトバンク戦では、大瀬良が6回無失点に抑え、練習試合を含む今春実戦を4試合計18回無失点と最高の手応えを残したばかり。九里は、開幕2戦目の3月27日中日戦に先発する見込みで、大瀬良との“連勝”を目指す。

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2021年3月20日のニュース