オリックス・由伸「狙って」佐藤輝狩り 開幕投手へ万全調整「勝つ姿を見せたい」

[ 2021年3月20日 05:30 ]

オープン戦   オリックス1-3阪神 ( 2021年3月19日    京セラドーム )

<オープン戦、オ・神>初回、アウトカウントをジェスチャーする山本(撮影・坂田 高浩)
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 開幕投手を務めるオリックスの山本が5回1失点。同学年の阪神ドラフト1位・佐藤輝(近大)を「狙って」2打数無安打に封じる圧巻の内容で“予行演習”を完了した。

 「(右飛は)パワーがある打者なので、あそこまでは飛ぶけど、そう(計算通り)ですね。三振は、ピンチでは狙いにいくことを心掛けているので」。

 初回2死一、二塁の第1打席は152キロカットボールで右飛、3回2死二、三塁では外角146キロフォークで空振り三振。球界屈指の好投手に成長した5年目右腕がプロの先輩として貫禄を示した形だ。

 チームは開幕戦は10年の金子(日本ハム)の完封勝利を最後に未勝利。11年の引き分けを挟み12年から「9年連続黒星」はリーグワーストだ。中嶋監督からも「いろいろ試している中で1点だけですし、順調。あとは開幕に向けて仕上がってほしい」と不名誉記録のストップを託された。

 「開幕戦の勝ちは、しばらくないので、絶対に勝ちたい。勝つ姿を見せたい」と山本。「3・26」のマウンドに上がる準備は万端整った。(湯澤 涼)

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2021年3月20日のニュース