東日本大震災10年 巨人・原監督が振り返る対楽天の13年日本S「過去にも後にも不思議な感覚だった」

[ 2021年3月11日 18:37 ]

新幹線で新神戸駅に移動した原監督(撮影・成瀬 徹)
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 巨人・原辰徳監督(62)が東日本大震災から10年となる11日、心境を明かした。博多から新神戸に向かう前「もう10年。10年の月日の中で凄く復興を担っている姿はたくさん見えている。まだまだ我々の中でできること、やらなくてはいけないことはある。忘れてはいけない。まだ復興は続いている」と話した。地震が発生したのは敵地での広島とのオープン戦の最中だった。

 13年の日本シリーズでは、復興の希望の光となっていた楽天と戦った。仙台での第7戦に敗れて日本一を逃したが、星野仙一元監督が胴上げされる姿を見ながら「勝者に対して心の底から拍手を送った。過去にも後にもない不思議な感覚だった。負ければ悔しいが、手で拍手するのではなく心の中で凄く拍手を送っていた」と言う。

 震災から10年を迎えた今季、エースの田中将大は日本球界に復帰した。穏やかな口調で「今度はそうはいかないよ」と再戦を見据えていた。

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2021年3月11日のニュース