明治安田生命いきなり5失点も逆転勝ちで決勝T進出 ルーキー永広が殊勲三塁打

[ 2021年3月11日 19:57 ]

スポニチ大会第3日   明治安田生命8―5沖縄電力 ( 2021年3月11日    神宮 )

<明治安田生命・沖縄電力>4回1死二、三塁、ライトへ2点適時三塁打を放った明治安田生命・永広はヘッドスライディング(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 明治安田生命が会心の逆転勝ちで決勝トーナメント進出を決めた。

 1回表にいきなり5失点もその裏に泉沢涼太外野手(27)の2ラン、2回には大東孝輔内野手(25)のソロなどで1点差まで追い上げる。仕上げはルーキー永広知紀外野手(22)だ。4回1死二、三塁から内角直球を右中間を深々と破る2点三塁打。今月限りで退任する成島広男監督(64)と1試合でも多く戦いたいナインの気迫が結実した。

 「先輩がボクにつないでくれたチャンス。しっかり振り抜けました」。大阪桐蔭―法大とアマ球界のエリート街道を歩んできたが、大学最終学年はコロナ禍で進路探しに苦労したという。それでも「監督だけが声をかけてくれた。拾ってくれた」と改めて感謝した。

 「選手に細かいことを言っても頭に入らない」と苦笑いする成島監督は試合前に「1球入魂」だけを説くという。「あす(12日)は雨予報だけどしっかり準備するように伝えるだけ」。指揮官は無心で決勝トーナメントに臨む。

続きを表示

2021年3月11日のニュース