西武、左翼「98年組戦争」 高卒5年目・鈴木が3安打!ドラ4の若林は1号3ラン!

[ 2021年3月11日 05:30 ]

オープン戦   西武14-2中日 ( 2021年3月10日    ナゴヤ球場 )

<中・西>3回2死二、三塁、鈴木は左前適時打を放つ(撮影・椎名 航)
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 西武の左翼を巡るし烈な「98年組戦争」だ。1番起用された高卒5年目の鈴木が左前適時打を含む3安打を放つと、2番のドラフト4位・若林(駒大)は「何も考えずに集中して打ちました」と3回にオープン戦1号3ランを左翼席に運んだ。

 「同い年のやつが打ったら負けていられないなって思います」

 鈴木は初回先頭で中日の開幕投手・福谷の初球を右前打。2回には一塁前へのゴロを気迫のヘッドスライディングで内野安打とし「開幕1軍ではなく、開幕スタメンを目指してやっている」と言い切った。これでオープン戦打率・412。スパンジェンバーグの来日が未定で「空き」となっている左翼の最有力候補に名乗りを上げた。

 若林は同・105だが、辻監督は「いい当たりもあったし、四球も選んでいる」と評価した。三塁手で開幕1軍入りを狙い、3ランを含む3安打5打点と爆発したドラフト6位・ブランドン(東農大北海道オホーツク)も98年組の一人。先発全員となる18安打14得点の猛攻の中心で、同学年がしのぎを削っている。(花里 雄太)

 ○…西武は新人の若林とブランドンが初本塁打。ドラフト制以降のオープン戦で新人のアベック弾は72年3月19日近鉄戦(第2)の中村勝、望月(神)、73年3月15日近鉄戦の小田、永尾(ヤ)、10年3月1日ロッテ戦の中田亮、松井佑(中)、同年3月3日巨人戦の松井佑、松井雅(中)以来5組目。パでは初だ。また、同一試合に限らず同じ年のオープン戦で複数の新人が本塁打はドラフト制以降チーム初。

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