阪神・原口 開幕ピンチ…右手親指付近にファウルチップ直撃 矢野監督「爪がちょっとね…」

[ 2021年3月11日 05:30 ]

オープン戦   阪神9ー3広島 ( 2021年3月10日    甲子園 )

<神・広>2回1死一塁、大盛(右)のファールチップを右手に受け、血を流す原口(撮影・北條 貴史)
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 阪神の原口文仁捕手(29)が10日の広島戦(甲子園)で負傷交代した。「8番・捕手」で先発出場し2回1死一塁で大盛のファウルチップが右手親指付近を直撃。治療のため、ベンチに下がると、そのまま長坂と交代した。

 「爪が結構、浮いてたから。(利き手の)右手やからね。骨は異常ないと聞いたから良かったなというのはあるんだけど。爪がちょっとね…」

 試合後に矢野監督が神妙な面持ちで現状を明かした。病院で検査を受けたもようで、幸い骨に異常はなかったものの親指の爪がはがれているとした。「投げること、打つことというのが、どれだけかというのは今日の段階では分からない」と打撃や送球などプレーに支障をきたすことをにおわせ、完治まで時間を要す可能性を示唆した。今後は状態次第だが、現時点では開幕1軍スタートは厳しい状況となった。

 《交代出場の長坂 攻守で存在感発揮》
 長坂は、突然の出番で存在感を発揮した。負傷交代した原口に代わり2回1死一塁から緊急出場すると、3回先頭では中村祐の初球の真っすぐをはじき返し左翼フェンス直撃の二塁打。近本の二塁打で先制のホームを踏むと、3回の守りでは1死一塁から矢野の二盗を阻止した。矢野監督は「あいつ(長坂)も一皮むけつつあるかなと。スローイングとか見てもすごいし。何かいい感じやね」と評価。「第3の捕手」候補の1人に名乗りを上げた。

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