楽天・則本昂が東京五輪出場に意欲「日の丸を背負ってプレーしたい」

[ 2021年2月3日 20:40 ]

<楽天キャンプ3日目>侍ジャパン・稲葉監督と話す森原と則本昂(左から) =撮影・白鳥 佳樹=
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 楽天の則本昂大投手(30)が、東京五輪への強い思いを口にした。沖縄・金武キャンプの3日目。初日から3日連続でブルペンに入って51球を投げ込み「考えた通りに調整ができている。2月の前半では良い状態だと思う」と納得の表情だ。

 この日の午後、侍ジャパンの稲葉監督が視察に訪れ「久しぶりにお会いできて良かった」と則本昂。かねて東京五輪出場に強い意欲を示していたが、新型コロナウイルスの影響もあって「不透明な状況なので、何とも言えない。状況的には難しいと思う。正直複雑な思いがある」と偽らざる本音を漏らした。

 ただ、希望が消えたわけではない。2年連続で5勝止まり。代表入りを果たすには、今季の序盤戦で明確な結果を残すことが求められる。「日本代表には特別な思いがある。プロに入ってからずっと、日の丸を背負ってプレーしたいと思ってきた。選ばれるように頑張りたい」。復活に懸ける思いは強い

 就任1年目の石井監督は、現時点での則本昂の状態について「すごく順調にきていると思う」と太鼓判を押した。8年ぶりの復帰が決まった田中将大や岸、涌井らとともに先発陣を支えなければいけない存在だ。「本来は最多勝に届くだけの投手。どのように悔しさをぶつけてくれるか楽しみにしている」と指揮官。誰もがエースの“逆襲”を待っている。

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2021年2月3日のニュース