サンズは「ノーモア失速」、マルテは「ノーモア離脱」 阪神の助っ人勢がチームに合流

[ 2021年2月3日 05:30 ]

鬼にふんした報道陣を相手に、節分の豆をまく阪神・マルテ(左)とサンズ 

 来日から2週間の自主隔離を経て、阪神・サンズ、マルテら4人の外国人選手が新たにチームに合流した。両助っ人砲はいきなりランチ特打を敢行。それぞれの「ノーモア」を設定し今季の活躍を期した。

 「2週間全く動かないというのは嫌だったんで、できる限りのことはした。おそらく明日は筋肉痛が襲ってくると思う(笑い)」

 サンズはジョークを交えて振り返った。来日後は自宅でのトレーニングに加え、オンラインで大学の「経営学」の授業も受講し時間を有効利用。「ノーモア失速」を宣言した。

 「去年は前半いい成績を残せたけど後半苦しんだんで、安定して結果を出せるようにというのを頭に入れて練習してきた」

 マルテのテーマは「ノーモア離脱」。昨季は大山を押しのけ三塁で開幕先発したが、13試合目に左ふくらはぎを痛めて離脱。「ケガで去年も苦しんだ。ケガをしない体づくりを心掛けてきたよ」。新助っ人のロハス(韓国・KT)が開幕に間に合わないことが濃厚な中、日本野球を知る2人への期待が高まる。
 (山添 晴治)

 〇…エドワーズ、ガンケルの両右腕も合流し、4助っ人で節分恒例の豆まきに参加した。2人とも昨年経験済みでエドワーズは「日本の文化を体験できて楽しい」と笑顔。自宅待機明けで久々にキャッチボールし「思っていたより感覚は良かった」と手応えを口にした。ガンケルは待機中の時間も無駄にせず「ワインドアップの時にタイミングをずらすやり方を日本人の投手から学んだ。それに取り組んだ」と明かし、28試合で2勝4敗11ホールド、防御率3.18だった昨季以上の活躍を目指す。

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2021年2月3日のニュース