侍・稲葉監督 マー君楽天復帰に喜び「ジャパンにとってもうれしいニュース」

[ 2021年2月3日 15:58 ]

楽天キャンプを訪問した稲葉日本代表監督(左)は石井GM兼監督と話す(撮影・白鳥 佳樹)
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 東京五輪で金メダル獲得を目指す侍ジャパンの稲葉篤紀監督(48)が3日、12球団のキャンプ視察を開始した。初日は名護の日本ハム、そして田中将大投手が復帰した金武町の楽天キャンプへ足を運んだ。

 驚きと歓声をもって迎えられた田中の国内復帰。稲葉監督も思いは同じだった。

 「もう非常にうれしいニュースでしたね。まさかという気持ちでしたし。日本の野球界にとっても非常にいいことだと思いますし、ジャパンにとっても非常にうれしいニュースだなと思いました」

 田中とは08年北京五輪、そして09年と13年の2度のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でチームメートとして戦った。野球が開催された最後の五輪となっていた北京では、4位に終わりメダルを逃す屈辱を共に味わった。

 田中は先月の楽天入団会見で、東京五輪出場と金メダルへの意欲を口にした。「出たいと思っている。前回、北京五輪で悔しい思いをして終わっている。自国開催ですし、金メダルを獲りたいと思っています」とジャパンへの熱い思いを披露していた。

 稲葉監督も会見の模様は目にしており「北京を戦った唯一の同志ですから。そういう悔しさを持っているのが伝わった。ジャパンに対する熱い思いも伝わってきました。素晴らしい会見を聞かさせていただいたなと思います」と振り返った。

 田中はまだ楽天キャンプに合流しておらず、この日は石井監督兼GMにあいさつして近況をうかがい、19年のプレミア12でともに戦った岸、浅村らとも談笑した。まだ田中と連絡は取っていないそうで「近々連絡して、コミュニケーションを取っていきながら、徐々にいろんなことを進めていきたいなと思います」と稲葉監督。新たなエース候補が彗星のごとく現れ、期待をふくらませていた。

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