ソフトB・リチャード、王会長から打撃指導「“手を速く”を意識してやりたい」

[ 2021年2月3日 05:30 ]

ソフトバンクの王会長(左)が見守る前で豪快な打撃を見せるリチャード
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 リチャードよ、力よりも速さだ!ソフトバンクの宮崎キャンプ2日目。4年目で1軍デビューを狙うリチャードが2日のA組打撃練習で王貞治球団会長からマンマークで今季初指導を受けた。「もっと速く素振りできるように。球とバットをミートさせ、パワーで振るのではなく“バン”という素振り。“シュパン”という感じと言われました」。ティー打撃で約25分間密着された後は5分間のロングティーもチェックされた。

 19スイングのほとんどが柵越えし「これで飛ぶんだ」と納得していた。王会長も「それでいいんだよ」とうなずく。1メートル89、120キロの重厚ボディーから放たれるパワーが自慢だが、速さを意識し一皮むけた。

 キャンプ初日には小久保ヘッドコーチから「おまえ、アメフト好きか?」と振られ「父が好きです」と返すと、「(大柄な)アメフト選手のように、動ける切れを意識しろ」と教わった。

 連日、ホークスの“レジェンド”からの指導。「小久保ヘッドとも似ている気がします。王会長に言われた“手を速く”を意識してやっていきたい」。左手に新たにできた大きなマメを見つめていた。

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2021年2月3日のニュース