阪神ドラ8石井大が「初タイトル」 矢野監督が初代「カッコいい大賞」を贈呈

[ 2021年2月3日 05:30 ]

気合の入った顔で投げ込む阪神・石井大   

 阪神ドラフト8位の石井大(四国・高知)がキャンプ2日目にして早くも“初タイトル”を獲得した。初のブルペン投球では捕手を座らせて80球。他の新人も本格投球を開始する中でアピールに成功し矢野監督から「(今日の大賞は)石井やろ」と「カッコいい大賞」の最初の受賞者となった。

 「今までで一番良かった。いい感じで、いい緊張感で集中できた。(藤川SAの投球フォームは)めちゃくちゃ意識している。マネしている段階。自分のものにしたい」

 キレのあるストレートに加えてカーブ、カットボール、チェンジアップも披露。「一番は真っすぐ。安定していたと思う」。四国・高知の先輩でもある藤川スペシャルアシスタント(SA)が見守る中で投球。レジェンド右腕の投球フォームをまねた新投法に“本家”もうなずいた。

 矢野監督も新戦力を大絶賛した。早くも今季の戦力として期待を寄せた。「一番目立ってたね。すごいよかった。十分通用するボールを投げられている」。開幕1軍を狙う若き右腕の最下位指名からの下克上が始まった。 (山本 浩之)

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2021年2月3日のニュース