【亀山つとむ氏&浜中治氏 ツインとーく】阪神・井上“成長一途”既に実戦での配球読み合いレベル

[ 2021年2月3日 06:00 ]

亀山つとむ氏(左)と浜中治氏
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 亀山 2年目の井上の打撃に成長を感じるね。プロで1年間やってきた経験が生かされている。

 浜中 大きくバットを振ればいい…だったのが、コンパクトに振っても打球は飛ぶんだとわかってきています。

 亀山 佐藤輝とともに打球を飛ばすことに関しては若い子の中では群を抜いている。ウエスタン・リーグでも秋の宮崎フェニックスリーグでもずっと4番を打たせてもらって、1軍デビューも果たして、感じることがあったのだろう。

 浜中 中日の大野雄と対戦して打てませんでしたが、アウトになって、一流投手のレベルを知って、井上自身もレベルが上がりました。1年前はガムシャラにバットを振ることでアピールしていましたが、今は実戦で投手にどう対応していくのだろうかと、一段上の楽しみをしてしまいます。

 亀山 踏み込みが甘い佐藤輝とは対照的で、井上はポイントが前すぎた。ボールを捉えられたら打球はめちゃくちゃ飛ぶが、変化球などでかわされたらバットが止まらず泳ぐようになっていた。もう少し引きつけられればと思っていたが、引きつけすぎたら今度は詰まってしまう。そのサジ加減はもう配球の読み合い。打撃練習でアピールするレベルから、実戦でどう相手バッテリーと勝負するかを見たいと思うレベルになったということ。

 浜中 新人と同じように今はまだ経験を積ませる、1軍選手と一緒に練習させることで自身の立ち位置をわからせるという狙いで沖縄に連れてきたのだと思いますが、高卒2年目でそこにいるのは単に凄いことだと思います。大山、佐藤輝、井上。3人がクリーンアップを打っている将来像を思い浮かべてしまいますね。

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2021年2月3日のニュース