ヤクルト・村上“福は打ち” 節分&21歳誕生日に誓い 「優勝できるチームの4番に」

[ 2021年2月3日 05:30 ]

124年ぶりの2・2節分

21歳の誕生日と節分が重なった村上は魔よけのひいらぎバットで鬼退治(撮影・村上 大輔)
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 124年ぶりに2月2日となった節分。21歳の誕生日を迎えたヤクルト・村上は、鬼の面に向かって豆をまき、最後は豪快なスイングで退治した。邪気を追い払い、主砲は21歳の抱負を「成長する」と色紙にしたためた。

 「もっと4番として成長することが一番ですし、人間的にも成長したい。最下位のチームの4番なので、優勝できるチームの4番になりたい」

 昨季は全試合に4番で出場。打率・307、28本塁打、86打点の成績を残したが、チームは2年連続最下位に終わった。高卒4年目ながら責任と自覚を口にし、チームに福を呼ぶべく進化する。

 頂点を目指すには最高の手本がいる。新加入した通算2171安打の内川だ。昨季まで10年在籍したソフトバンクで7度日本一。主砲は「強いチームでレギュラーを張られた方。聞けることは聞いて、いろいろなことを吸収したい」と貪欲だ。

 1月に新型コロナウイルスに感染した影響でキャンプは別メニューでスタート。それでも、きっちりとウイルスという「鬼」を退治した主砲は初日は柵越えを連発し、この日もノックや室内でのマシン打撃で汗を流した。高津監督は「バット自体は振れている。足を使って動くであったり、スローイングの部分はもうちょっと時間がかかるかな」と説明。ただ焦らせるつもりはない。

 「最初は本当にキャンプインできるか分からなかったので、ここに来られて凄くホッとしている。焦らずにチームの練習をこなしていければ」と村上。チームが恵方を向くために、成長を続ける。(青森 正宣)

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2021年2月3日のニュース