西武・光成 開幕投手へ直球のみ144球で猛アピール

[ 2021年2月3日 05:30 ]

鏡でフォームチェックする高橋(撮影・尾崎 有希)
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 開幕投手の最有力候補に挙げられている西武・高橋が、連日のブルペン入り。3日に迎える24歳の誕生日については「特別なことはないですが…」と話した一方で、144球を投げ、首脳陣に猛アピールした。

 ときに、帽子を飛ばすほどの力投だった。心酔する西口投手コーチから「真っすぐが良くないのに変化球を投げても一緒」と助言を受け、直球のみ144球。右腕は「“いいな”というボールもありましたし、それをもっと精度よく投げられるようにやっていきたい」と振り返った。

 1月は昨季新人王の平良と宮古島で合同自主トレを行った。最速154キロからの球速アップを掲げ、3学年後輩ながら最速160キロを誇る剛腕を「平良先生」と師事。「右足の蹴り込み、上半身の可動域プラス力強さが凄い」と感銘を受けた。成果は「すぐ出たら苦労しない」と苦笑いし、投球後も念入りにフォームをチェックした。

 昨季開幕投手のニールが来日未定。3・26開幕戦(対オリックス)で自身初の大役が現実味を帯びる。4日にはフリー打撃に登板予定。「今は自分のコンディションを上げることだけに集中したい」。年男が無心で開幕戦のマウンドを目指す。(花里 雄太)

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2021年2月3日のニュース