「松坂世代」楽天・久保裕也が引退表明「結果も出せず、力の衰えを感じた」

[ 2020年11月7日 12:23 ]

<楽・西24>キャッチボールする楽天・久保 (撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天の久保裕也投手(40)が7日に今季限りでの現役引退を表明し、オンラインで引退会見を開いた。「18年間、野球を楽しむことができて本当に幸せでした。イーグルスを最後の球団と決めてプレーしてきた。多くの人に支えられ、本当にファンの方には感謝している」と晴れやかな表情で話した。

 プロ18年目の今季は1軍では中継ぎで5試合に登板し、1勝0敗1ホールド、防御率13・50という成績で「今シーズンは結果も出せず、力の衰えを感じた。球団に力の限界を伝えました」と明かした。

 1980年生まれの「松坂世代」の数少なくない現役選手だった。今季はチームメートの渡辺直人内野手、阪神・藤川球児投手が引退を表明。NPBの同世代では西武・松坂大輔、ソフトバンク・和田毅を残すのみとなった。「同期にレベルの高い選手がたくさんいた。友人であり、ライバルであり、尊敬する同級生が多かった。良い世代に生まれてきたなと思う」。会見では6日に引退試合でプレーしたばかりの渡辺直から花束を渡され、熱い抱擁と握手を交わした。

 沖学園―東海大から02年ドラフト自由枠で巨人入り。先発、中継ぎの両方で活躍し、10年には79試合に登板。クローザーも務め、翌11年には20セーブを挙げた。15年オフに戦力外となり、DeNAを経て17年に楽天入り。通算成績は506試合54勝37敗、37セーブ、防御率3・45。

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