引退試合の広島・石原慶 8回守備から登場 打席では能見の直球勝負に“応える”右飛

[ 2020年11月7日 16:18 ]

セ・リーグ   広島―阪神 ( 2020年11月7日    マツダスタジアム )

<広・神24>8回に守備についた石原慶(中央)はナインに迎えられベンチに戻る (撮影・奥 調)
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 7日の阪神戦が引退試合となった広島・石原慶幸捕手(41)が、8回の守備から途中出場した。広島の3番手投手・中田とともにベンチから登場すると、スタンドからは大きな拍手が送られた。

 中田は石原慶のサイン通りに投げ込み、糸原を左飛、マルテを三ゴロ、大山を二飛と3者凡退に抑えると、一塁ベンチ前でチームメートが中田や石原慶らとハイタッチ。そして8回、無死一塁で回ってきた打席で、阪神は同学年の能見を投入。能見も今季限りでの阪神退団が決まっており、両軍のファンが大注目する打席となった。

 能見はこん身の直球勝負を続け、石原慶は5球目を右飛に打ち上げて、通算1023本目の安打とはいかなかったが、雨が降り続く中、声援を送ったファンに向けて右手を挙げて何度もあいさつした。

 石原慶は広島一筋19年で、この日で1620試合目の出場。2016年には106試合に出場し、広島の25年ぶりとなるリーグ優勝に貢献し、以降の3連覇にも主力として活躍した。

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