藤川球児「僕の心の恩師です」“炎のストッパー”津田恒実さんに感謝を込め、引退を報告

[ 2020年11月7日 16:23 ]

セ・リーグ   阪神―広島 ( 2020年11月7日    マツダ )

阪神・藤川
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 今季限りで現役を引退する阪神の藤川球児投手(40)が7日、今季ラスト対決となる広島―阪神戦(マツダ)の試合前に自身のツイッターを更新。“心の恩師”に感謝の言葉を伝えたことを報告した。

 「#津田恒実さんの所へやっと御礼が伝えられました」と書き出した藤川は、広島の本拠マツダスタジアム内にある通称「津田プレート」に右手を当てて目をつぶり、頭を下げる自身の写真を投稿。「高校生の時に父親から本を貰い#弱気は最大の敵 この言葉を胸に立ち上がる事が出来ました。達川さんが阪神のコーチの時もお話を聞かせて頂いた、僕の心の恩師です ありがとうございました!」と続けた。

 1981年ドラフト1位で広島入りした津田さんは1年目に先発投手として11勝を挙げて球団初の新人王を獲得。その後、故障を乗り越え、150キロを超える剛速球を武器に守護神として活躍して「炎のストッパー」と呼ばれ、他球団から恐れられた。だが、1991年に脳腫瘍を患っていることが分かり、闘病生活へ。93年7月に32歳の若さで亡くなった。「弱気は最大の敵」は津田さんの座右の銘。津田さんの功績を称える金属性の通称「津田プレート」は広島市民球場に貼られ、その後、現在のマツダに移されている。

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2020年11月7日のニュース